2019年7月15日月曜日

夕凪亭閑話 2013年1月

 
2013年1月1日。火曜日。晴れ。
謹賀新年。
寒い元旦ですね。ああ、年賀状の山。昨日インクジェトの安物のプリンターを買ってきた。レーザーが壊れたわけではない。葉書送りができなくなったので、葉書専用機として使うため。これから梱包を解いて、ドライバーをインストールして・・・。
 
「芽むしり 仔撃ち」(大江健三郎全作品144頁。(了)
「博士の愛した数式」(新潮文庫)28頁。(第7節)
合計72頁。(今月累計72頁、平均72/day
 
 
2013年1月2日。水曜日。晴れ。
昼過ぎに、よく晴れていたので散歩。山の中腹まで。
やっと、プリンターの梱包を解き、年賀状の返事にかかる。写真などを入れて遊んでいるとおもしろくなって、予想外に時間がかかったが、今日までの分の返事は書いた。
 
「博士の愛した数式」(新潮文庫)25頁。(第8節)
ビュトール「時間割」(中央公論社・世界の文学49)21頁。
「ペスト」(カミュ全集4)15頁。
合計61頁。(今月累計133頁、平均66頁/day)
 
 
2013年1月3日。木曜日。晴れ。
朝から晴れて陽が夕凪亭に入ってきて、気持ちがよい。でも、気温は低い。昼食後、年賀状の返事の投函を兼ねて散歩に出ると淡雪。歩いているうちに暖かくなる。
午後、昼寝。起きて夕食。あっという間に正月休みも終わり明日は仕事始め。
夜になって気温がどんどん下がりすでにマイナス1℃。3時の予報がマイナス3℃。凍結しませんように。
 
「『悪霊』について」(小林秀雄全集6) 15頁。(了)
二人(スタヴロオギン、ムイシュキン)は同じ作者の精神の砂漠を歩く双生児だ。眞反対の方向に歩るき出して再会したのかも知れないし、「白痴」はエネルギイの不足した「悪霊」なのかも知れない。(p.159)
小川洋子著「博士の愛した数式」(新潮文庫)55頁。(了)
「2以外のすべての素数は二種類に分類されると、知っているかね」
nを自然数として4n+1か、あるいは4n-1か。二つに一つだ」
「もう一つつけ加えよう。前者の素数は常に二つの二乗の和で表せる。しかし後者は決して表せない」(p.280-281) 
合計70頁。(今月累計203頁、平均67頁/day)
 
 
2013年1月4日。金曜日。晴れ。
出勤。仕事はじめ。昨日と同じコースを散歩。県境の小学校へ上がる坂道の中腹を越えて帰ってくる。空気は冷たいが歩いていると汗が出るほど。
夜、オリオン座の下は1℃近くの厳寒。星空は美しいが、心まで凍りそう。今夜も寝る前に水道管内の水を移動させて凍結を防止した方がよさそうである。
帰省中の息子が、ESETスマートセキュリティというウィルス対策ソフトを契約してくれた。毎回パソコンを起動すると、ロボッコプに似たロゴフィギュアが現れる。いかにも強くやさしそうで、「まかしておいてください」と言っているようで楽しい。
湊かなえさんのエッセーを読んでいて、かつて尾道の駅前桟橋での別れがあったなぁと遙か昔のことを思いだした。
東野圭吾「探偵ガリレオ 心聴る(きこえる)」(オール讀物2011.4)35頁。
「ここに連れてこられてからただの一言も言い訳をいってない。あいつが口にしたのは、詫びだけだ。被害者に対してはもちろんのこと、会社に対しても迷惑をかけたと反省していた。幻聴が聞こえたことさえも、自分の気持ちが弱いからだと反省していた。もし俺があんたの会社の社長なら、どっちを出世させるかは迷うまでもないね」(p.52)
湊かなえ「島で暮らすということ」(オール讀物2012.7)5頁。
「先日、映画『北のカナリアたち』のロケ見学のため、礼文島を訪れました。吉永小百合さん演じる先生が、船で去っていくかつての教え子を港で見送る場面だったのですが、そのとき吉永さんがおっしゃったことがとても印象に残っています。『海での別れはどうしてこんなに悲しいのでしょうね』」(p.267-268)
1Q84」(BOOK1) 23頁。
「歌の復籍」(集英社・梅原猛著作集14)17頁。
合計77頁。(今月累計280頁、平均70頁/day)
 
 
2013年1月5日。土曜日。晴れ。
今朝はマイナス4℃になったようだ。でも、朝から日は照り部屋の中では気持ちがよい。
帰省していた息子を送る。買い物。散歩。少し伸ばす。桜の木は枝の先に小さな蕾をたくさんつけている。植物にとってはもう早春かもしれない。
午後出勤。図書館に寄って帰る。
5時になってもまだ明るい。朝は依然として暗いが日の入りは徐々に遅くなっているようだ。しかし、気温はまだ低い。
 
宮城谷昌光インタビュー「『三国志』の世界」(オール讀物2012.7)6頁。
宮城谷昌光「三国志外伝 許靖(上)」(オール讀物2012.7)8頁。
「やがて中平六年(一八九年)となった。この年に皇帝である霊帝が崩じ、四か月後に袁紹が宦官を殄戮(てんりく)したあと、西方の兵を率いた董卓が洛陽に乗り込んで、暴政をはじめた。群雄割拠のきっかけになった年なので、どうしても憶えておくべきである。」(p.116)
宮城谷昌光「三国志外伝 許靖(下)」(オール讀物2012.8)8頁。
桜木紫乃「鍵」(オール讀物2012.7)14頁。
葉室麟「牡丹咲くころ」(オール讀物2011.9)16頁。
「花の美しさを守ろうとするひとの心を、花は知らずともよいのではないか」(p.140)
三田誠広「謎の空海」(河出書房新社)(第2章まで)32頁。
合計84頁。(今月累計364頁、平均72頁/day)
 
 
2013年1月6日。日曜日。晴れ。
朝からよく晴れている。しかし、気温が低いのは昨日と同じ。10時過ぎに散歩。県境の小学校の門まで坂道を登る。汗をかかなかったから、かなり気温は低かったのだろう。夕方また外に出て今度は団地の下のほうを歩く。さすがに4時過ぎのせいか風が冷たいので遠回りせずに少しで帰る。ということで、珍しく家にいた一日だった。
 
三田誠広「謎の空海」(河出書房新社)43頁。(第5章まで)
「超ひも理論」(Newton2013.1)23頁。
D.ドイチュ、A.エカート「量子の限界を覆す」(日経サイエンス2013.1)6頁。
島田荘司「インドネシアの恋唄」(『インドネシアの恋唄』南雲堂)77頁。
「ジャカルタもジョグジャも死者は土葬にする。それも二十四時間以内に埋めるという暗黙の了解がある。風葬などという珍しい習慣があるのは(バリ島の)この村だけである。」(p.65)
島田荘司「見えない女」(『インドネシアの恋唄』南雲堂)38頁。
キース・デブリン「興奮する数学」(岩波書店)35頁。(第4章まで)
「最強スパイの仕事術」(ディスカバー・トゥエンティワン)35頁。(第2章まで)
合計257頁。(今月累計621頁、平均103頁/day)
 
2013年1月7日。月曜日。晴れ。
今日は普通に仕事。年賀状が少し来る。返事を出して投函。
意外に暖かい日。平年並みか。これくらいなら、まあ、よいとしよう。12月より暖かいような感じ。P・アトキンスは量子化学者。量子化学の本は私が学生になる前から出ていたようだから、若い頃の仕事か。そして私が学生をやめてから出た物理化学が、実にうまい記述で、名著である。「エントロピー」はむずかしくて途中でダウン。「ガリレオの指」は博学+名文家ぶりが発揮されていて、名著か。もっとどんどん読むべし。
 
アトキンス「ガリレオの指」(早川書房)15頁。(1進化了)
島田荘司「一人で食事をする女」(『インドネシアの恋唄』南雲堂)88頁。
島田荘司「都市への追想」(『インドネシアの恋唄』南雲堂)42頁。(了)
三田誠広「謎の空海」(河出書房新社)26頁。(第6,7章)
合計171頁。(今月累計792頁、平均113頁/day)
 
2013年1月8日。火曜日。晴れ。
今日も暖かかった。やはり、これで平年並み。暖冬ではない。12月が寒かったので平年並みでも随分暖かいように感じる。湊かなえの「望郷、石の十字架」のモデルとなった山と石仏は、私の故郷の裏山である。でもこの小説に出てくる伝説とはまったく関係ない。小説はフィクションであって、それはそれでよいだが。
湊かなえ「望郷、石の十字架」(オール讀物2012.5)19頁。
三田誠広著「謎の空海」(河出書房新社)116頁。(了)
W・B・イエイツ編、井村君江編訳「ケルト幻想物語」(ちくま文庫)15頁。
「小惑星インパクト」(Newton2013.1)10頁。
「となりの恒星をめざせ」(Newton2013.1)6頁。
合計166頁。(今月累計958頁、平均119頁/day)
 
 
2013年1月9日。水曜日。晴れ。
今日から本格的に仕事。少し寒くなった。幕末・ペリー来航時の老中首座福山藩藩主の阿部正弘について読む。まことに驚くべき立派な人物である。読む限りでは、欠点がないのが唯一の欠点ではないかと思う。
「阿部正弘のすべて」(新人物往来社)144 頁。
「毒と薬の不思議な関係」(Newton2013.1)6頁。
「進化を続けるモバイル通信」(Newton2013.1)4頁。
J.パブルス「P対NP問題と値の限界」(日経サイエンス2012.12)6頁。
J.ブラホス「睡眠者の殺人」(日経サイエンス2012.12)6頁。
合計166頁。(今月累計1124頁、平均124頁/day)
 
2013年1月10日。木曜日。晴れ。
また寒くなった。松田壽男「古代の朱」が届いたので読み始める。これほど謙虚で誠実人柄が溢れ、なおかつ独創的な研究書というのも珍しい。「阿部正弘のすべて」は万端にわたりよく行き届いている。
 
新人物往来社編「阿部正弘のすべて」(新人物往来社)80 頁。(了)
松田壽男「古代の朱」(ちくま学芸文庫)33 頁。
「悪霊 下」(河出・ドストエフスキー全集10)19頁。
合計132頁。(今月累計1256頁、平均125頁/day)
 
2013年1月11日。金曜日。晴れ。
寒い。朝通勤時、社外気温マイナス1℃。松田壽男博士の「仁生の研究-歴史地理学から見た日本の水銀-」(早稲田大学出版部)が届いた。積みすぎた方舟というか、殻の大きくなりすぎた蝸牛で、文字通りの汗牛充棟でできるだけ本は買わないようにしているのだが、現代の空海伝説にまつわる水銀の話の典拠がどうやらこのへんにあるようなので読むことにした。しかし、図書館からは借ることができないので購入した。
 
松田壽男「古代の朱」(ちくま学芸文庫)34 頁。
「『カラマアゾフの兄弟』」(小林秀雄全集6) 6頁。
合計40頁。(今月累計1296頁、平均117頁/day)
 
 
2013年1月12日。土曜日。晴れ。
寒い一日であった。買い物。通院。帰省。あとは読書。
 
東野圭吾「ガリレオの苦悩・落下る」(文春文庫)56頁。
松田壽男「古代の朱」(ちくま学芸文庫)50 頁。
「ペスト」(カミュ全集4)18頁。
合計124頁。(今月累計1420頁、平均118頁/day)
 
 
2013年1月13日。日曜日。曇り後雨。
朝から曇り。夜雨。
午前中、曇天なれども散歩。なぜか汗が出て上着を脱ぐしだい。夜の雨は思ったよりも本格的な雨。こうしばしば降れば、当分水不足は心配しなくてもよいかと思う。東野さんの今日読んだ短編は人間ドラマがよく書けている。
 
東野圭吾「ガリレオの苦悩・操縦る」(文春文庫)99頁。
松田壽男「古代の朱」(ちくま学芸文庫)57 頁。
合計156頁。(今月累計1576頁、平均121頁/day)
 
 
2013年1月14日。月曜日。雨。
朝から雨。予想外によく降った。寒い。結局一日中家の中にいた。とはいうものの半分は寝ていたが。寝ては起き、起きては眠る。海の向こうの戦争も飢餓もスラムも忘れてただひたすら眠る。
松田壽男「古代の朱」(ちくま学芸文庫)105 頁。(了)
「『罪と罰』についてⅡ」(小林秀雄全集6)12 頁。
「萬人に同じ眞理を明かす思想などといふものは、この世にない。大小説を讀むには、人生を渡るのと大変よく似た困難がある。」(p.224)
東野圭吾「ガリレオの苦悩・密室る」(文春文庫)49頁。
合計166頁。(今月累計1742頁、平均124頁/day)
 
 
2013年1月15日。火曜日。曇り時々晴。
気温は少し高いのにずっと寒い一日であった。あれ、もう1月も半ば終わり。ということは今年も24分の1が済んだということだ。光陰矢の如しというのは老いて益々速くなるようだ。
息子のお下がりであるマックブックプロは少し重いが、炬燵パソコン、ベッドパソコンとして、メモ帳代わりに使用している。無線ルーターも送ってやると言っていたので、期待しておこう。それが届けば、ベッドや炬燵で無線でインターネットができる。
「セブンティーン」(大江健三郎全作品3)21頁。
キース・デブリン「興奮する数学」(岩波書店)52頁。
東野圭吾「ガリレオの苦悩・指標す」(文春文庫)48頁。
合計121頁。(今月累計1863頁、平均124頁/day)
 
 
2013年1月16日。水曜日。晴。
よいお天気なれど、空の上は恐い。航空機産業も人材不足になっているのでしょうか。世代交代が社会のあらゆるところで歪みを生んでいるのではなかろうか。
東野圭吾「ガリレオの苦悩・攪乱す」(文春文庫)106頁。 (了)
松本幸子「閑谷の日々」(新人物往来社『閑谷の日々』)60頁。
 
2013年1月17日。木曜日。曇り後雨。
曇り空からにわかに雨が降り出し、寒い日となった。やはり、今年の寒さは尋常ではない。
松本幸子さんの岡山を舞台にした歴史小説を読んだ。これだけすぐれた小説が書けるのになぜ松本さんの著作が少ないのか。残念だ。
松本幸子「千姫のむすめ」(新人物往来社『閑谷の日々』)36頁。
松本幸子「流花」(新人物往来社『閑谷の日々』)137頁。 (了)
合計173頁。(今月累計2202頁、平均129頁/day)
 
 
2013年1月18日。金曜日。晴れ。
寒し。やっと週末。久々に明るいうちに帰る。
「空海の足跡」では、高野山の丹生神社を水神を祀るとしてある。高野明神(狩場明神)とともに祀る山人として、山岳修行者とも関連づけ、入定の方法は彼らの方法に従う。そして高野山の維持も彼らにゆだねる。しかし水銀のことは出てこない。ここのところを松田博士は水銀採取の丹生氏と考える。
五来重「空海の足跡」(角川選書)87頁。
松田壽男「丹生の研究」(早稲大学出版部)21頁。
デリダ「声と現象」(ちくま学芸文庫)15頁。
合計123頁。(今月累計2325頁、平均129/day
 
2013年1月19日。土曜日。晴れ。
午前中因島。午後、井原市高屋町丹生を訪ねる。近づくにつれ岩石、土地の色が次第に赤味を帯びてくる。猪が掘り返した山肌は見事な赤土で、肥沃な土壌だと思われた。島の痩せ土ばかり見てきた私は羨望の念を禁じ得なかった。丹生の下流に高屋、御領と米所に関する地名が残る。東広島市の高屋町も入野の隣りである。水銀鉱山の近くは水田にもよいのだろうか。あるいは、農業特産地に近いのだろうか。
五来重「空海の足跡」(角川選書)119頁。(了)
合計119頁。(今月累計2444頁、平均128/day
 
 
2013年1月20日。日曜日。晴れ。
朝はやはり寒かった。しかし10時過ぎから日が照り始めると、以前よりも明るく春の兆しが感じられた。そして、気温は上昇しおだやかな一日となった。午前と午後、二度散歩した。快適であった。厚着をしていたので、やや汗ばんだ。
三田誠広「空海」(作品社)136頁。
合計136頁。(今月累計2580頁、平均129頁/day)
 
2013年1月21日。月曜日。晴れ後雨。
夜激しい雨が降る。冬の雨はさみしい。1月も残り10日ばかりなった。慌ただしく日が去っていく。昨日は、広島駅伝のテレビ中継で、久々に宮島街道の光景でも見ようかと思っていたが、いつのまにか眠っていた。「興奮する数学」は思いの外難しく苦戦。
M.ベルフィオール「月探査レース『Xプライズ』」(日系サイエンス2012.10.)9頁。
キース・デブリン著、山下純一訳「興奮する数学」(岩波書店)77頁。(了)
三田誠広「空海」(作品社)48頁。
合計134頁。(今月累計2714頁、平均129頁/day)
 
 
2013年1月22日。火曜日。晴れ。
朝、衝突。ストリームの右前大破。ホンダカーズ広島が休みのためレッカー車で自宅まで搬送してもらう。大門高校・幕山台小学校下の団地内の路地の交差点。右から出てきた車に追突される。5-5か、4-6で向こうが悪い。念のため林整形へいく。
帰りは歩いて帰る。
 
2013年1月23日。水曜日。晴れ。
7時40分に出て歩く.幕山口でバスが来たので乗る.高屋団地で降りる。150円。幕山口で7時32分に循環バスに乗れば,学校まで来ることがわかった。
レッカーで自宅からホンダへ車を移動してもらう。代車の準備ができたと電話があるので借りに行く。
 
2013年1月24日。木曜日。晴れ。
1種の眠り病である。ずっと眠っている。身体も精神も弛緩を求めていたのであろう。したがって、当然もう読み終わっているはずの「空海」もまだ終わっていない。
三田誠広「空海」(作品社)37頁。
合計37頁。(今月累計2741頁、平均114頁/day)
 
 
2013年1月25日。金曜日。晴れ。
激動の一週間が終わった。愛車ストリームの大破は無念であった。四国、熊本、山陰と多くの喜びをともにした車であった。感謝。  
三田誠広「空海」(作品社)93頁。 (了)
合計93頁。(今月累計2834頁、平均113頁/day)
 
2013年1月26日。土曜日。朝雪のち晴れ。
朝から雪。少し積もる。寒い。因島へ。
午後3時頃から眠る。夕食、入浴の後また眠る。その間、空海を少し。難解。
友清哲「作家になる技術」(扶桑社文庫)68頁。
頼富本宏訳「空海」(筑摩・日本の仏典2)10頁
合計78頁。(今月累計2912頁、平均112頁/day)
 
2013年1月27日。日曜日。晴れ。
晴れているが寒い一日でした。こういう日は炬燵の中で本を読んだり眠ったりと、いつもの怠惰な生活をするのがよいと思います。
午後、出かけたついでに、笠岡市入田というところへ行ってきました。イリタと読むのでしょうが「にゅうた」で「丹生田」のことではないかと「丹生の研究」にありました。入田番所跡というところへ行くと、赤土の露頭がありました。活断層である山陽道と接していますし、隣が陶山と呼ばれるところですから、鉱物資源の産地であってもおかしくはないと思いました。
友清哲「作家になる技術」(扶桑社文庫)48頁。
「セブンティーン」(大江健三郎全作品3)21頁。
宮坂宥勝「密教世界の構造」(筑摩叢書)10頁。
合計79頁。(今月累計2991頁、平均110頁/day)
 
2013年1月28日。月曜日。雪。晴れ。
朝から小雪が舞う.でも雲は少なく,日は照っている。こういう日は家で雪を眺めていたいのだが、行くしかない。
谷川健一「日本の地名」(岩波新書)のp.58に舳倉島、七つ島に渡る輪島市海士(あま)町の漁民は筑前鐘崎漁民の移住だとある。
谷川健一「日本の地名」(岩波新書)90頁。
冲方丁「光圀伝」(角川書店)54頁。
合計144頁。(今月累計3135頁、平均111頁/day)
 
2013年1月29日。火曜日。晴れ。
寒い日が続く。嫌になる。 谷川健一「日本の地名」(岩波新書)ののp159あたりから水銀鉱毒の話が出てくる。「出雲国風土記」、安岡親毅「勢陽五鈴遺響」、尾畑喜一郎「古代文学序説」また、「水沢村誌」。さらに葦田郷と品冶郷は隣接しており、ともに水銀採取と関係しているのではないかと、述べている。(p.163)芦田郡と品冶郡が合併して芦品郡になり今は福山市になっている。
冲方丁「光圀伝」(角川書店)70頁。
五来重「四国遍路の寺 上」(角川書店・霊場巡礼②)25頁。
谷川健一「日本の地名」(岩波新書)130頁。(了)
合計225頁。(今月累計3360頁、平均115頁/day)
 
2013年1月30日。水曜日。晴れ。
安岡章太郎さんが亡くなられた。講演をお聞きしたことがある。思った以上に年をとられたおじいさんだった。本は1冊だけで,その後読んでいない。ご冥福をお祈りする。
冲方丁「光圀伝」(角川書店)21頁。
松本幸子「千姫」(扶桑社文庫)58頁。
合計79頁。(今月累計3439頁、平均114頁/day)
 
2013年1月31日。木曜日。晴れ。
今日で1月も終わり。整体の日。
関裕二「古代史謎めぐりの旅」(ブックマン社)30頁。
合計30頁。(今月累計3469頁、平均111頁/day)
 
 
今年1冊目。
小川洋子著「博士の愛した数式」(新潮文庫)。
今年2冊目。
島田荘司著「インドネシアの恋唄」(南雲堂)。
今年3冊目。
三田誠広著「謎の空海」(河出書房新社)。
今年4冊目。
新人物往来社編「阿部正弘のすべて」(新人物往来社)。
今年5冊目。
松田壽男著「古代の朱」(ちくま学芸文庫)。
今年6冊目。
東野圭吾著「ガリレオの苦悩」(文春文庫)。 
今年7冊目。
松本幸子著「閑谷の日々」(新人物往来社)。
今年8冊目。
五来重著「空海の足跡」(角川選書)。
今年9冊目。
キース・デブリン著、山下純一訳「興奮する数学」(岩波書店)。
今年10冊目。
三田誠広著「空海」(作品社)。
今年11冊目。

谷川健一著「日本の地名」(岩波新書)。