1968年(昭和43年)
1968年1月1日。月曜日。元旦。曇り。
11AM.起きる。24:15AM.消灯。
また今年も正月がやってきた。今年は去年ほど苦しまなくていいだろう。だが,決してダルになってはいけない。
今年こそはみのりの多い年にしたいものだ。
1968年4月16日。火曜日。晴れ。
身体測定。昼食時間のチャイムと同時に図書室へ。EGを少しやる。
「十五少年漂流記」ヴェルヌ著,金子博訳を借りてくる。たいへん面白い。
1968年4月17日。水曜日。晴れ。
6時20分。左手後方ちょうど,初夏の太陽が山の向こうに沈もうとしている。すごくきれいだ。
1968年5月1日。水曜日。
young 空はくろいよ 心はハレテルヨ ダカラネルヨ
1968年5月12日。日曜日。晴れ。
24時40分になろうとしている。当分の間日記というものを書いていない。程度がグーンと高くなったので必死である。
ラジオ講座は案外難しいので困る。
1968年8月24日。土曜日。晴れ。芥川の「報恩記」を読む。他のが読みたい。
1968年8月26日。月曜日。晴れ。雨。
姉が大学へ帰った。万年筆を置いていった。感謝。感謝。昨日から亀井さんの「青春論」を読んでいる。なかなかすすまない。
1968年8月28日。月曜日。降ったり、やんだり。台風10号あり。夕暮れの空を、さっき降り出した雨が暗くした。外はだんだんと暗くなっていく。夕暮れの雨、夏の終わりを告げているようだ。
午後7時、下で夕食の準備ができたと言っている。