2024年3月1日。金曜日。晴れ。3111歩。67.8kg。5時に起きる。10℃。外気温6℃。曇っているが雨は降っていない。9時に出て福山へ。福山城でコピー。のち古文書学習会。夜、入力。古文書。
春日
恍然路入早鶯天
夢落香雲午煙散
村巷遊人春尚浅
庭梅疎影夕日前
下平一先
山寺春行
山門古木午時鐘
鳥語香雲花影濃
四面風流春鳥囀
寺中塔影夕陽春
上平声二冬
2024年3月8日。金曜日。朝雨、のち晴れ。2898歩。67.9kg。6時に起きる。11℃。外気温2℃。朝、散髪。帰って山へ竹切り。午後昼寝。古文書。
春日漫行
紅々麗日百花繁
閑行青々竹裏内
緩歩道遥帰路晩
暖風鶯語緑陰村
上平十三元
2024年3月9日。土曜日。晴れ。3381歩。67.25kg。5時半に起きる。9℃。外気温5℃。朝、山へ竹切り。午後、昼寝。夜、古文書。
寓感
人生身世十年情
天性交情本不争
歳月光陰空入夢
索居誦読一心軽
下平八庚
2024年3月10日。日曜日。晴れ。4023歩。68.3kg。5時半に起きる。8℃。外気温3℃。朝、買い物。帰って竹切り。午後、昼寝。夕方古文書。
初春偶成
閑吟無頼訪梅花
詩景如煙滞淡霞
内外東風春尚浅
春光出谷夕陽斜
下平声六麻。
2024年3月11日。月曜日。晴れ。4066歩。68kg。6時に起きる。7時のバスでJA病院へ。11時30分のバスで帰る。午後、昼寝。夜、古文書。
花時遊
浮世歌舞一村春
人去無痕雨後塵
風光看花三月半
酔人暮色月光新
上平十一真
2024年3月12日。火曜日。雨のち曇り。3430歩。68kg。午後、土生の方まで行ってくる。土生だけではないが、あまりに人がいないのに驚く。これでは食品スーパーと介護医療以外の産業が栄えることはあるまい。産業団地が散らばっているが、これらは外国人労働者頼みだから、基幹産業になり得ない。観光ブームのような面影が全国に蔓延しているが、疫病だけではなく、経済的理由により、過去何度も荒波をかぶり、倒産した観光業者は多い。観光客だのみの脆さを自覚すべきであろう。
網野善彦『東と西の語る日本の歴史』(講談社学術文庫)終わる。p.157 友貞の貞の字。p.241備後中庄の船の数。p.274荘園支配の為の城。p.307名主と庄屋。
2024年3月13日。水曜日。晴れ。3932歩。68kg。朝、買い物。帰って山へ竹切り。昼前、土生へ。午後、論語の会。3人。国境、藩境。欠席した弓削遍路の状況など。夜、古文書。せとうちタイムズ原稿書く。
2024年3月14日。木曜日。晴れ。5343歩。67.85kg。6時に起きる。11℃。外気温6℃。朝、山へ竹切り。午後、墓参り。精米。昼寝。夕方倉庫の整理。文芸評論の傑作と言っていい本をおもむろに開いて、昔のように楽しみながら感心していたのだが、だんだんと退屈になってきた。できるだけ似た表現を他の第三の書物から引いてきて、自分の感覚が客観性を帯びたものだと主張するやり方は、私が若い頃と少しも変わらない。その多読の告白にも似た作業に少々うんざりした。もちろん私が成長せずに老いたからに他ならない。
人間の老いは、もちろん死への行程に他ならないのだが、一直線に降下するのではなくゆっくり降下しながら、あるいはほとんど降下していないように見えながら、時々、ガクンガクンと確実に下がっていくものであろう。
だから時には、自分が病人であることを忘れるほど調子が良い時が訪れてもおかしくはない。しかし、それは錯覚であって、老化は確実に進んでいるのである。
看花
新晴美景好春華
山寺午風帯晩霞
煙景香塵三月半
疎鐘遠近独看花
下平六麻
2024年3月15日。金曜日。晴れ。5671歩。5時半に起きる。11℃。外気温9℃。朝、福山へ。ガソリン30.49L、5000円。午後古文書学習会。後、妻の実家墓参。元同僚と歓談。夜、古文書。暖かい春めいた日。
春日山行
閑雲清境夕陽春
山寺仏光日没鐘
老樹無声春鳥囀
斜陽相擁一庭松
上平二冬
2024年3月16日。土曜日。晴れ。3622歩。67.85kg。6時に起きる。朝、潮騒荘へ。昼前山へ竹切り。午後来客。のち、昼寝。夜、古文書入力。完成送る。
紅紅草色訪君時
麗日鶯声午景移
詩客清談農舎外
孤村郊外暮鐘時
上平四支
2024年3月17日。日曜日。晴れのち雨。11284歩。67.4kg。5時に起きる。14℃。外気温12℃。9時過ぎに公民館。文化財協会、故郷の町を歩こう。一時小雨。帰って買い物。昼寝。古文書。
春山行
春情雲舞湿鶯声
行楽烟空草欲萌
麗日徘徊花径暖
路遥天地故郷情
下平八庚
2024年3月18日。月曜日。晴れ。歩。67.4kg。5時半に起きる。12℃。外気温8℃。朝、山へ。午後、昼寝。古文書。
夜読書
多年養拙座南軒
独坐何求夜色昏
不沈高情耽誦読
竹窓緩歩愛田園
上平十三元
2024年3月19日。火曜日。晴れ。67.8kg。4時に起きる。9時より定例会。23人。午後、昼寝。草取り。古文書。
悼友
人生漠々落花時
病魔無情無限悲
君去一身遺恨在
茫々万事去何之
上平四支
2024年3月20日。水曜日。春分の日。雨のち曇り。68.4kg。6時に起きる。風強し。10時半から因島文学散歩の会。7人。帰りに買い物。午後、昼寝と古文書。
山行
青苔奇岩歩深林
長途晩雲暮色深
松林村落雲影淡
幽魂風韻夕陽沈
下平十二侵
2024年3月21日。木曜日。晴れ。5136歩。67.7kg。4時に起きる。朝山へ竹切り。午後、畑に肥料をまく。グリーンドクター2号、苦土石灰。昼寝。夕方、灯油を買いに行く。
述懐
読書多感月微明
心事青雲無限情
落日彷徨春又逝
追懐如夢一書生
上平八庚
2024年3月22日。金曜日。晴れ。2705歩。6時に起きる。6℃、外気温0℃。9時に出て、福山へ。午後福山城。花見の屋台がちらほら。桜は蕾。古文書学習会。夜、解読文入力。
2024年3月23日。土曜日。雨。2305歩。6時に起きる。朝から小雨。昼前、藤井医院。夜、解読文入力終了、送る。
小林正博、『解いて覚える!くずし字・古文書ドリル』、潮新書、終える。表題の通り、読み終わったなどと言う類の本ではないだろう。これからも何度も繰り返して開き忘れたところを思い出さないといけないのは承知で、一通り覚えたという事で記録しておこう。古文書を練習するのと漢詩を覚えるのは時間の無駄のような気もするが、それでいいのである。人生において無駄な時間などというものは一瞬としてない。全ての時間が何らかの意味で有益なのである。もちろん死に至る時間はどんどん減っていき、有益だという意味を持った肉体もやがえて消失していくのだが。それでいいのである。
2024年3月24日。日曜日。雨。2071歩。67.35kg。6時に起きる。朝から雨。古文書など。島田荘司、『羽衣伝説の記憶』、光文社文庫を久々に読み返して見た。今回は最初から普通に読んだ。3回目か?。懐かしく思うとともに続編を再度読んで見たくなったが、どうしたものだろうか。時間がない。
閑適
青灯雅興半窓風
塵外心閑西又東
隣舎鳥声人独歩
松門静裏仰蒼穹
上平一東
2024年3月25日。月曜日。雨。2380歩。67kg。6時に起きる。12℃。外気温9℃。小雨。午後、小雨。朝から四月資料作り。
逍遥
彩雲去訪夕陽紅
閑行朗朗詩句中
帰夢暮山残照色
千林深浅寺楼東
上平一東
2024年3月26日。火曜日。雨。4098歩。66.8kg。6時に起きる。13℃。外気温9℃。雨。朝、ゴミ出し。9時過ぎに公民館へ4月資料印刷依頼。昨夜の9時から絶食してバスを乗り継いで、尾道総合病院へ。帰りはサンドイッチをバスの中で食べる。瀬戸田行きバスで運動公園でおり、北インター入口のバス停まで歩く。
雨水
多情一水白雲通
寺寺古情至所同
処処午寒塵外地
車窓濃淡雨豪豪
一東
2024年3月27日。水曜日。晴れ。4074歩。67.2kg。6時に起きる。8時過ぎに出て、神辺、井原ミニツアー。11名。
春遊
彩加春鳥画図中
鶯語江南一径風
漫歩鐘声春寺静
田圃満眼百花紅
一東
2024年3月28日。木曜日。晴れ、午後雨。3829歩。68.2kg。6時に起きる。室温12℃。外気温6℃。中国新聞の連載小説、面白くないので今日から読むのをやめる。買い物。帰って山へ草刈り。午後、文化財協会役員会。宮城谷昌光『重耳』上、講談社文庫読み始める。
歳月
流年志行一宵中
宿志風塵歳月空
百事夢魂憐節物
青雲未老古今同
一東
2024年3月29日。金曜日。晴れ。6179歩。4時に起きる。室温12℃。再び寝る。朝、山へ草刈り。11時前に出てJA総合病院へ。5時半に帰る。
偶感
行雲千里樹蒼々
落日孤身看月光
宿志多情耽読書
孤身剰得幾星霜
七陽
2024年3月30日。土曜日。晴れ。4699歩。67.2kg。3時半に起きる。室温17℃。野外気温13℃。朝、山へ草刈り。午後、しめ縄作り。
春遊
浮世行楽一村春
美景千枝風色親
遊人徘徊清浄地
桜雲一路鳥声新
上平十一真
2024年3月31日。日曜日。晴れ。2715歩。67.6kg。4時半に起きる。14℃。島田荘司、『北の夕鶴2/3の殺人』、光文社文庫、終わる。3度目のようだ。朝、買い物。帰って山へ草刈り。午後、昼寝。夕方庭の草取り。
鶯鳴
春光村落一天晴
林下鶯児放数声
出谷徘徊春尚浅
清閑幽室暖風軽
下平八庚
読書の記録
3月12日
網野善彦、『東と西の語る日本の歴史』、講談社学術文庫
3月23日
小林正博、『解いて覚える!くずし字・古文書ドリル』、潮新書
3月24日
島田荘司、『羽衣伝説の記憶』、光文社文庫
3月31日
島田荘司、『北の夕鶴2/3の殺人』、光文社文庫