2022年4月26日火曜日

そして神戸

 そして,神戸である。神戸では,元町駅から北へ坂道を10分ほど上がった山本通りにある,国立神戸移住斡旋所に入る。ここでほぼ1週間,身体検査,研修,出国手続きなどをする。東と南側に向かって坂道が下がる傾斜地にある鉄筋5階建てのこの建物は,現在も残っている。もちろん,その役目も終え,外務省から離れている。看護学校や芸術家集団の活動場所として利用されている。
 1階左側に食堂,右側に風呂洗濯場などがあった。5階に講堂。身体検査,特にトラホームの検査を受けた医務室は2階だったようである。現在,1階右側が公開されていて,資料室となっている。資料室といっても,ブラジル関係が多いのだが,本,ビデオ,移民船の模型,写真などが置いてあるだけで,学芸員がいるわけでもない。出航記録など見せてもらえるものかと期待して行ったのだが,そういうものはなかった。しかし,所内を写した古い写真があり,往事の姿を伺うことがことができた。また相田洋「航跡 移住31年目の乗船名簿」(NHK出版)の元であるドキュメント番組のビデオも見ることができた。
 移住斡旋所の玄関前で第二陣を写した写真が「広島県移住史 通史編」のグラビアにある。出発前の記念写真だと思われる。玄関頭上には「KOBE EMIGRATION CENTER」という文字がはっきり写っている。これは今でも残っている。庭の植木の変容はあたりまえだが歳月の移り変わりを感じさせる。写真の左側(西側)に,今は大きな石に「ブラジル移民発祥の地」と書かれた石碑が建っている。石川達三の「蒼氓」は戦前のここが舞台である。そしてその作品は第一回の芥川龍之介賞を受賞した。
 南の坂の下が元町駅,さらに中華街入り口を経てメリケン波止場に続く。多くの移住者が列車で元町駅に降り,鯉窪川通りを上がって移住斡旋所に入った。通りの周辺の商店には渡航用荷物を扱う店が多く,移住者たちはここで調達したという。故郷に別れを告げてきた人たちが最後に接する日本人が神戸の人たちだったというわけだ。神戸の人たちも大変親切で「移民さん」と呼んで,歓迎した。1週間のうちに顔なじみになり,不安と夢がないまぜになった会話が交わされた。そして出航の日が来ると「頑張ってくるけー」「身体に気をつけて頑張っていらっしゃい」という別れの挨拶が方々で見られた。そういう歴史のある坂道である。この坂を下りて,メリケン波止場から乗船である。
 今,メリケンパークには「希望の船出」という親子三人のブロンズ像が建っている。「神戸港移民船乗船記念碑」というもので,台座には「神戸から世界へ」と書かれている。「希望の船出」とはいうものの,どこかさみしそうな三人である。時代離れした洋装と帽子がそう思わせるのか。三人の視線は彼方に向かい,子供は右手をかかげ,指さす方向はブラジルである。ブラジルは地球の反対側だから,どちらを指しても間違いではないが,船が出る海のほうを指しているので,よりブラジルの方角に近いような気がする。
 一方,ブラジルで最初に上陸する地,サントスには「この大地に夢をA ESTA TERRA」と題する親子三人の像があるそうである。この「日本移民上陸記念碑」のほうは「宮崎県南米移住史」のグラビアで見るだけであるが,父親が手をかかげる。父親の指さす方向は日本なのか,あるいはこれから赴任する大農場(これを日本人は耕地と呼んだ)なのか,私にはわからない。どちらを指しても日本ではあるが。こちらは母親が帽子をとっており,髪型が時代を感じさせる。そして子供の帽子がまた,この後の苦労を象徴しているかのように不似合いだ。希望といい夢とはいうものの,日本人移住史が苦難に満ちたものであったことを思うと,どちらの親子にもそれがよく現れていて,すばらしい作品になっていると思う。
 さて,沼隈移住団第一陣であるが,横浜から回航してきたオランダ船籍のチチャレンガ号に乗り込み,神戸港を出航したのは,昭和31年10月15日,午後6時10分のことである。神原町長と町の関係者も見送った。しかし,一部の家族を除くと,多くのものが親戚縁者とは沼隈町で既にお別れを済ませているので,ここまでは送りに来ていない。秋の日は既に落ち,船が遠ざかるにつれて,うっすらと見えていた六甲の山並みは,次第に夜の闇に溶け込んで視界から消えていった。遠くに見える明かりは淡路島や大阪のものであるが,初めて乗る船がどのあたりは航行しているかは,すぐに分からなくなった。チチャレンガ号の次の寄港地は沖縄である。












 閑話休題。このページはあれやこれやと,まとまりのないことを書くのが本来の目的であったが,あまり飛びすぎるのも読んでくださる方は大変だろうと思い,沼隈町パラグアイ移住史を書き出したら,どんどんすすんで少し,窮屈になったので話題を変えよう。沼隈町パラグアイ移住史というのは,私にとっては郷土史の一部であるが,郷土史として関心がある人物に菅茶山がいる。茶山翁は備後神辺の,あるいは広島県の生んだ江戸時代最大の詩人である。茶山翁については,地元神辺町に立派な記念館があるし,また顕彰会があり,それぞれに研究と普及そして保存にとすばらしい仕事をされており,常々敬服している次第だから,小生ごときが書き加えることは何もないのである。そこで,ここに記すことは,きわめて私的な感想にすぎないということをはじめに,お断りしておく。さて,残り1冊のみとなって完結間近の岩波書店の新日本古典文学大系105巻の中に,66巻として「菅茶山 頼山陽 詩集」として,また99巻に随筆「筆のすさび」が収録されているのは,ファンの一人として大変うれしい。これは古いほうの日本古典文学大系に89巻「五山文学集 江戸漢詩集」としてわずかに10編しか収録されていなかったのに比べればおおきな進歩である。これはそれだけ漢詩が読書として愛好されているということでもあるし,また茶山翁の評価が上がったということで,地道に研究を続けられてこられた方々のおかげだと思う。
2004.8.5
 神戸港を出るとまず最初の寄港地沖縄に,10月18日に着いた。ここでは沖縄からの移住者90名が乗船した。(多分,ボリビアへの移住者だと思うが,まだ確認できていない)。このとき,広島県人会会長の広島市出身の辰野氏から泡盛2斗,パイカン1箱等が贈られる。第一陣の出発は,「町ぐるみの集団移住」ということで全国的にも有名になっていたから,沖縄の広島県人会では第一陣を激励しようとその到着を心待ちにしていた。広島県人の結束は硬い。そして広島県人は北海道をはじめとして,各地に進出している。海外もまたしかり。
 沖縄を出航してから後,香港,シンガポール,ダーバン,ケープタウン,リオデジャネイロ,サントスに寄港して,アルゼンチンのブエノスアイレス沖に投錨したのは12月23日だった。この間約2ヶ月。到着後,船上で通関の手続きと検眼。特にトラホームの検査は厳しかった。波濤万里,船酔いにも耐えてはるばる地球の反対側まできても,トラホーム一つで上陸を拒否される。これが南米諸国が当時とっていた政策である。強制帰国となり,家族と離ればなれになるという悲劇が起こる。24日,長い航海を終え,待ちわびた上陸である。はじめての南米大陸の大地に夢と希望をこめて力強く踏み出す。報道陣や広島県人の出迎え。折しも聖夜。ここでも広島県人の歓迎を受ける。翌25日は,市内日本人会館で広島県人会の歓迎会。アルゼンチン国拓殖組合長片山氏も出席される。26日は,午前7時から,税関で家族別に荷物検査。下船は,午後2時半からである。ここからは,アルゼンチン国拓殖組合副幹事鈴木氏の案内である。バス,トラックに荷物を積み込み,河船の乗船場へ向かった。アルゼンチンの広島県人はここまで見送りにきた。出航にあたって「パラグアイがいけなんだら,いつでもアルゼンチンへ来んさい。パラグアイとアルゼンチンは目と鼻の先じゃけえ」「そのときやあ,お世話になります」というような会話がなされたかもしれない。
  「河船は七百トン位のもので,とても汚く内地の船とは比較にならない。ただ黙って寝るだけ。食事は自費で,パン,ハム,果物など一人当たり百円だが,二日目は暑いし,パンはフのようでただ水を飲むばかりであった」という記録が残っている。27日の午後2時過ぎになってやっとコレクションというところに着く。もうウルグアイとの国境に近い。岸壁がホームになっていて,待っている汽車にすぐに乗り込んだ。国際列車である。28日も外気は暑い。左右に草原をみながら,列車は北上した。空気が乾燥しているので内部は涼しい。南米は広いと感嘆したものの,単調な景色にいつしか疲労を覚えはじめたころ列車は止まった。午後4時である。アルトパラナ河に接したポサーダスがアルゼンチン最後の駅である。通関の手続きの後,列車に乗ったまま河船に乗って渡る。河の向こうは,いよいよパラグアイである。パククワ渡船場には日パ拓殖会社のの石橋亘治氏が迎えにきていた。少し走るとパラグアイ第二の都市,エンカルナシオンである。ここからトラックで居住地に行く予定が,トラックが来ていない。駅舎で寝ることになった。周辺に住む日本人が握り飯を準備してくれた。トラックが来たのは翌日29日の午前10時前だ。トラックは赤土の砂塵を巻き上げながら北に約40キロ走り,アペリアに到着した。そこに仮宿舎がある。まずまずの大きな建物。雑魚寝。一面煉瓦のような赤土だ。赤塵が夥しい。30日の午後,入植地の現場を案内される。見渡すばかりの原生林。31日になって入植の手続き。「暑くランニングシャツでごろごろしている」という状況だったという。かくして,昭和31年は暮れ,明日はパラグアイで迎えるはじめての新年となる。それはまた,はじめての,夏に迎える正月でもる。

2022年4月5日火曜日

因島四国八十八カ所 84番屋島寺(因島重井町川口)

 


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2014.11.30.尾道市因島重井町川口。地元では大師堂と呼ばれている。小山の中腹にあり、石段を登る。重井村四国72番曼荼羅寺も合祀されている。見晴らしがよく、正面(南)に一本松、東に白滝山、ペンション白滝山荘、西に竜王(権現)山などが見える。また、左を奥に進むと六部行者の碑がある。重井町には3体あると言われているが、他の2体との関係はわからない。

地図

因島四国八十八ヶ所

2022年4月1日金曜日

夕凪亭閑話2022年4月

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2022年4月1日。金曜日。晴。2964歩。73.4kg。昨日のコロナ感染者、広島県1133人。うち尾道市42人。福山市232人。三原市70人。これでは、またまた蔓延防止措置が出てもおかしくはない。ひょっとすると4月は中止になるかもしれない。12時前に出て福山へ。古文書学習会。夜、まとめ。少し残る。


2022年4月2日。土曜日。晴。5064歩。73.7kg。昨日のコロナ感染者、広島県1056人。うち尾道市49人。福山市183人。三原市66人。古文書。午後、白滝山。夜、資料作り。朝も夜も寒い。


2022年4月3日。日曜日。晴。8579歩。73.9kg。昨日のコロナ感染者、広島県872人。うち尾道市61人。福山市197人。三原市67人。8時半に集合して8人で大島。まずカレイ山、ミユージアム、能島上陸体験2000円。館山。高龍寺。夜、資料完成。



2022年4月4日。月曜日。晴。4138歩。74.2kg。昨日のコロナ感染者、広島県1071人。うち尾道市73人。福山市187人。三原市81人。朝、4月資料印刷中にインクが開くなりジュンテンドーへ買いに行く。印刷完了して、公民館へ依頼。後、伯方島へ。開山公園など。帰って昼寝。午後、精米。夜、冊子編集にかかる。



2022年4月5日。火曜日。晴。5284歩。74.9kg。昨日のコロナ感染者、広島県789人。うち尾道市46人。福山市99人。三原市42人。朝、ゴミ捨てののち、孫と歩く。筍を少し。竹切り。「風のささやき」編集作業2日目。Pages文書に全ての掲載予定の旧稿を移す。ページ割付とフォントサイズと行間の統一の途中。思いの外早く進んだが、残り8日。夜、古文書少し。


2022年4月6日。水曜日。晴。6153歩。73.4kg。昨日のコロナ感染者、広島県819人。うち尾道市73人。福山市157人。三原市65人。朝、買い物。筍取り。竹切り。孫たち去る。夜、社協監査。古文書少し。「風のささやき」編集3日目。4章金風帖抄原稿ほぼ完成。1章2章3章のフォント、行間揃える。まずまずの出足。



2022年4月7日。木曜日。晴。5090歩。73.4kg。昨日のコロナ感染者、広島県1081人。うち尾道市72人。福山市242人。三原市66人。朝から編集。4日目。1章の5回分。セクションに分ける方法を試みる。午後来客。たけのこ掘り。夜、古文書。



2022年4月8日。金曜日。晴。3400歩。昨日のコロナ感染者、広島県1137人。うち尾道市53人。福山市246人。朝から福山。古文書学習会。夜、打ち込み。三原市66人。遅咲きの桜散りゆく午後の陽に古き軒端に猫の子遊ぶ 



2022年4月9日。土曜日。晴。6869歩。73.4kg。昨日のコロナ感染者、広島県1199人。うち尾道市85人。福山市223人。三原市77人。朝、潮騒荘へ。広道雑木刈り。筍掘り。二階の整備。「風のささやき」編集5日目。1-11まで。セクションはうまく切れるようになった。ルビの上の行間を縮めることができない。



2022年4月10日。日曜日。晴。7413歩。74kg。昨日のコロナ感染者、広島県1205人。うち尾道市70人。福山市195人。三原市67人。「風のささやき」編集5日目。1-20まで。後半余白をどうするか。書き足すか、地図を入れるか。広道、除草剤と枝刈り。灰の奥枝刈り。散歩、西洋館のの上まで。



2022年4月11日。月曜日。晴。7576歩。73.4kg。「風のささやき」編集6日目。2章3章のレイアウト、各章扉完成。2章の一部が残る。ふりがな機能があった。ただしフォントを大きくできない。広道除草剤散布。灰の奥入り口伐採。筍掘り。


2022年4月12日。火曜日。晴。13236歩。74.1kg。昨日のコロナ感染者、広島県1005人。うち尾道市39人。福山市212人。三原市41人。9時半に集合して三原、高山城跡、新高山城跡へ。5人。「風のささやき」編集7日目。3章に過去のせとうちタイムズ掲載記事を追加。朝、Pagesへ複写。夜、再編集完了。2章の割付半分完了。残り三日。なんとかなるだろう。



2022年4月13日。水曜日。晴。2313歩。74.1kg。昨日のコロナ感染者、広島県908人。うち尾道市58人。福山市197人。三原市49人。「風のささやき」編集8日目。第2章完成。夜、見返し完成。ほぼ順調。午後、論語を読む会。四人。夜、せとうちタイムズ原稿書く。昨日の山行き、YAMAP写真UP。公開。



2022年4月14日。木曜日。雨。2902歩。74.9kg。昨日のコロナ感染者、広島県1140人。うち尾道市37人。福山市310人。三原市53人。せとうちタイムズ原稿送る。「風のささやき」編集9日目。集中する。1章再編集。ほぼ完了。夜、各ページ毎にpdfにすることと、印刷にかかる。各テーマ2ページが基本であるが、これを1ページずつpdfにするのと両面印刷用フォームに貼り付ける作業を開始。

合わせて、前書き、執筆開始。昼、夏野菜の苗を買いに行く。午後、来客。雨のため集中できた。



2022年4月15日。金曜日。曇り。5564歩。74kg。昨日のコロナ感染者、広島県1144人。うち尾道市66人。福山市277人。三原市30人。午後、土生公民館。定例会の駐車場の依頼。「風のささやき」編集10日目。PDFファイルの作成、印刷しながら修正。まえがき、あとがき完成。印刷はア4裏表で4p印刷。印刷台紙は別に作る。はと印刷と月曜日9時に打ち合わせ発注。それまでに推敲する。



2022年4月16日。土曜日。晴れ。2618歩。73.9kg。昨日のコロナ感染者、広島県1190人。うち尾道市55人。福山市236人。三原市32人。「風のささやき」編集11日目。印刷p.78まで。印刷しながら校正。



2022年4月17日。日曜日。晴れ。5164歩。73.4kg。昨日のコロナ感染者、広島県1152人。うち尾道市46人。福山市235人。三原市28人。「風のささやき」編集11日目。印刷最後まで。印刷しながら校正。空いたページに写真を追加。最終調整3章まで。午後、白滝山へ写真を写しにいく。



2022年4月18日。月曜日。晴れ。3901歩。73kg。昨日のコロナ感染者、広島県1085人。うち尾道市42人。福山市188人。三原市22人。朝、第4章の校正。9時にはと印刷へ行く。発注。午後、文化財協会役員会。総会資料、名簿、文化財だより発行。夕方草取り。

春

竹の子の出るにまかせて上をとり

雨降りて地やわらかく竹を出し

春おぼろうら山の草みな茂る

暮れんとしまだ光たり西の空

編集に皆忘れたり十日の日


今日終えて 少しくたぶれ いでたりと ふともれいでて いうのみかな

一つこえ また一つこえ 予期もせぬ 山こそそこに あると思いし



2022年4月19日。火曜日。晴れ。20015歩。72.35kg。昨日のコロナ感染者、広島県614人。うち尾道市24人。福山市140人。三原市13人。8時過ぎに出て、重井公民館。72回因島・ふるさとの歴史を学ぶ会。18人。後、11時30分土生公民館集合。11時50分のフェリーで生名島。立石港で昼食。岩城橋とその周辺を歩く。大日閣などをみて16時40分のフェリーで帰る。19000歩。レベル3。

ウグイスも鳴き喜ぶや橋の上

島々の緑映して春の海

新しき塗料に光る岩城橋

海越えてかなたにかすむ因島

青影も奥山のぞむ春霞

新しき橋の向こうに春の空

赤穂根と佐島を隔つ潮流る




2022年4月20日。水曜日。晴れ。5949歩。72.30kg。昨日のコロナ感染者、広島県760人。うち尾道市36人。福山市156人。三原市26人。朝、因島図書館。文学散歩。9人。帰りに買い物。午後来客。草取り。竹の子とり。



2022年4月21日。木曜日。曇りのち小雨。4304歩。71.95kg。昨日のコロナ感染者、広島県1091人。うち尾道市42人。福山市242人。三原市13人。朝、散髪。午後、昼寝、郵便局。夜、古文書。入力。



2022年4月22日。金曜日。晴れ。1622歩。昨日のコロナ感染者、広島県1131人。うち尾道市40人。福山市261人。三原市15人。朝から福山へ。午後、古文書学習会。夜、本日の解読文を入力。送る。庭木の剪定。夜、ふくやmへ泊まる。早く入力が済んだので、藤田達生氏の「天下統一」を読む。久しぶりにレーヴィットの「ニーチェの哲学」「新訳聖書」など。

ガスも止め庭も枯らして空き家のように思う人あり福山の家

一人ずつ子ら巣立ちゆき二人には広すぎる家思い出の家



2022年4月23日。土曜日。快晴のち曇り。6085歩。73.05kg。昨日のコロナ感染者、広島県983人。うち尾道市44人。福山市198人。三原市19人。朝、潮騒荘へ。西洋館の上の桜園、一宮、青木へ除草剤をまく。大師堂へセメント補強。夜、文化財協会郵送。



2022年4月24日。日曜日。朝から雨。2874歩。72.8kg。昨日のコロナ感染者、広島県979人。うち尾道市60人。福山市205人。三原市26人。朝、田熊。夕凪亭へ3人で移動。古地図のスキャナー。ごご、買い物。ずっと資料の綴じ作業。夜、終わり資料作り。



2022年4月25日。月曜日。晴れ。朝霧。5983歩。73.35kg。昨日のコロナ感染者、広島県997人。うち尾道市39人。福山市255人。三原市18人。朝、資料作り。午後青木城跡草刈り。筍掘り。夜、社会福祉協議会総会。資料作り。



2022年4月26日。火曜日。雨。2189歩。73.65kg。昨日のコロナ感染者、広島県559人。うち尾道市18人。福山市124人。三原市8人。朝から雨。9時に出て広島で葬儀。帰って昼寝。夜、資料作り。



2022年4月27日。水曜日。晴れ。3782歩。73.6kg。昨日のコロナ感染者、広島県830人。うち尾道市42人。福山市153人。三原市30人。朝買い物。資料作り。午後論語。夜、せとうちタイムズ原稿書く。



2022年4月28日。木曜日。晴れ。5085歩。72.65kg。昨日のコロナ感染者、広島県1065人。うち尾道市60人。福山市248人。三原市25人。朝せとうちタイムズ原稿送る。午後、公民館だより、原稿書いて送る。夕方、筍掘り。伸びた竹野の伐採。夜、資料作り。因の島運輸、福山アサヒタクシーへ譲渡。



2022年4月29日。金曜日。雨。夕方やむ。1705歩。72.8kg。昨日のコロナ感染者、広島県1163人。うち尾道市40人。福山市173人。三原市12人。雨で外へ出られない。一日中家でゴロゴロ。古文書。資料作り。



2022年4月30日。土曜日。晴れ。歩。kg。昨日のコロナ感染者、広島県967人。うち尾道市34人。福山市156人。三原市25人。



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2022年3月26日土曜日

因島四国八十八カ所 リンク集

島四国八十八ヶ所霊場 向島 岩子島 因島 重井村  中庄村 外浦村 田熊村 生口島 大三島 伯方島 大島 弓削島 佐島 生名島 岩城島 佐木島 




尾道市因島 因島四国八十八カ所霊場     いんのしまみち 因島四国八十八カ所

 Link

1番霊山寺(因島大浜町) トイレ有

2番極楽寺(因島大浜町)

3番金泉寺(因島大浜町)

4番大日寺(因島大浜町)

5番地蔵寺(因島大浜町)

6番安楽寺(因島大浜町見性寺境内)  トイレ有 

7番十楽寺(因島大浜町)

8番熊谷寺(因島中庄町新開)

9番法林寺(因島中庄町鹿穴) トイレ有

番外 大師堂

10番切幡寺(因島中庄町寺迫長福寺境内) トイレ有

11番藤井寺(因島中庄町金蓮寺境内) トイレ有

12番焼山寺(因島中庄町成願寺境内) トイレ有

13番大日寺(因島中庄町若八幡神社境内)

14番常楽寺(因島中庄菅原神社境内)

15番国分寺(因島中庄町)

16番観音寺(因島中庄町)

17番井戸寺(因島中庄町山口)

18番恩山寺(因島中庄町大江)

19番立江寺(因島中庄町)

20番鶴林寺(因島中庄町)

21番大龍寺(因島中庄町)

番外大龍寺奥の院(因島中庄町)

22番平等寺(因島外浦町)

23番薬王寺(因島外浦町)

24番最御崎寺(因島外浦町地蔵院内)

25番津照寺(因島鏡浦町)

準番外地蔵堂(因島鏡浦町)

26番金剛頂寺(因島鏡浦町)

27番神峰寺(因島椋浦町)

28番大日寺(因島椋浦町)

番外長戸庵大師堂(因島椋浦町)

29番国分寺(因島三庄町)

30番安楽寺(因島三庄町)

31番竹林寺(因島三庄町)

32番禅師峯寺(因島三庄町観音寺内) トイレ有

準番外石井坊薬師堂(因島三庄町)

33番雪蹊寺(因島三庄町善徳寺内) トイレ有

準番外番はりこ大師(因島三庄町善徳寺境内) トイレ有

34番種間寺(因島三庄町)

35番清瀧寺(因島三庄町)

36番青龍寺(因島三庄町)

準番外薬師堂(因島三庄町浜上)

37番岩本寺(因島三庄町明徳寺内) トイレ有

番外高野山別院 

38番金剛福寺(因島三庄町) トイレ有

番外鼻地蔵(因島三庄町) トイレ有

39番延光寺(因島三庄町)

40番観自在寺(因島三庄町)

41番龍光寺(因島三庄町)

42番仏木寺(因島三庄町)

43番明石寺(因島土生町)

44番大宝寺(因島土生町)

45番岩屋寺(因島土生町)

番外高野山奥の院(因島土生町) トイレ有

番外札所 薬師堂(尾道市因島土生町)

46番浄瑠璃寺(因島土生町)

47番八坂寺(因島土生町)

48番西林寺(因島土生町)

49番浄土寺(因島土生町)

50番繁多寺(因島土生町)

51番石手寺(因島土生町)

52番太山寺(因島土生町対潮院内) トイレ有

53番円明寺(因島土生町)

54番延命寺(因島土生町箱崎)

55番南光坊(因島田熊町)

56番泰山寺(因島田熊町)

57番栄福寺(因島田熊町)

58番仙遊寺(因島市田熊町)

59番国分寺(因島田熊町)

60番横峰寺(因島田熊町)

61番香園寺(因島田熊町浄土寺境内) トイレ有

62番宝寿寺(因島田熊町)

63番吉祥寺(因島田熊町)

64番前神寺(因島田熊町)

番外寺仙龍寺(因島市田熊町)

65番三角寺(因島田熊町)

66番雲辺寺(因島田熊町)

67番大興寺(因島田熊町金山) トイレ有

68番神恵院(因島田熊町金山)

69番観音寺(因島田熊町竹長)

70番本山寺(因島中庄町西浦)

71番弥谷寺(因島中庄町西浦)

72番曼荼羅寺(因島重井町長崎)

73番出釈迦寺(因島重井町明神)

74番甲山寺(因島市重井町)

75番善通寺(因島重井町善興寺内) トイレ有

76番金倉寺(因島重井町久保)

77番道隆寺(因島重井町馬神)

78番郷照寺(因島重井町砂原)

79番高照院(因島重井町小林)

80番国分寺(因島重井町郷新開)

81番白峯寺(因島重井町須越)

82番根香寺(因島重井町有浜)

83番一宮寺(因島重井町一宮)

84番屋島寺(因島重井町川口)

85番八栗寺(因島重井町白滝山)

番外白滝観音寺(因島重井町白滝山)

白滝山 四国八十八ヶ所御本尊

白滝山 弘法大師立像

86番志度寺(因島重井町東浜) 志度寺玉垣(寄付石)

87番長尾寺(因島重井町伊浜新開)

88番大窪寺(因島重井町宮の上)

 




四国八十八ヶ所 御本尊・真言・御詠歌


第1番 霊山寺 (釈迦如来)のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

霊山の 釈迦の御前に 巡り来て 万の罪も 消え失せにけり

第2番 極楽寺 (阿弥陀如来)おん あみりた ていせい からうん

極楽の 弥陀の浄土へ 行きたくば 南無阿弥陀仏 口ぐせにせよ

第3番 金泉寺 (釈迦如来)のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

極楽の 宝の池を 思えただ 黄金の泉 澄みたたえたる

第4番 大日寺 (大日如来)おん あびらうんけん ばざらだどばん

眺むれば 月白妙の 夜半なれや ただ黒谷に 墨染めの袖

第5番 地蔵寺 (延命地蔵 勝軍地蔵菩薩)おん かかかび さんまえい そわか

六道の 能化の地蔵大菩薩 導き給え この世のちの世

第6番 安楽寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

仮の世に 知行争う むやくなり 安楽国の 守護を望めよ

第7番 十楽寺 (阿弥陀如来)おん あみりた ていせい からうん

人間の 八苦を早く 離れなば 到らん方は 九品十楽

第8番 熊谷寺 (千手観音菩薩)おん ばざらたらま きりく

薪とり 水熊谷の 寺に来て 難行するも 後の世のため

第9番 法輪寺 (涅槃釈迦如来)のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

大乗の 誹謗もとがも ひるがえし 転法輪の 縁とこそきけ

第10番 切幡寺 (千手観音菩薩)おん ばざらたらま きりく

欲心を ただ一筋に 切幡寺 後の世までの 障りとぞなる 

第11番 藤井寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

色も香も 無比中道の 藤井寺 真如の波の たたぬ日もなし

第12番 焼山寺 (虚空蔵菩薩)のうぼう あきゃしゃ きゃらばや  おん ありきゃ まりぼり そわか

後の世を 思へば恭敬 焼山寺 死出や三途の 難所ありとも

第13番 大日寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

阿波の国 一の宮とや ゆうだすき かけてたのめや この世後の世






第14番 常楽寺 (弥勒菩薩)おん まい たれいや そわか

常楽の 岸にはいつか いたらまし 弘誓の船に 乗り遅れずば

第15番 國分寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

薄く濃く わけわけ色を 染めぬれば 流転生死の 秋のもみじば

第16番 観音寺 (千手観音菩薩)おん ばざらたらま きりく

忘れずも 導きたまへ 観音寺 西方世界 弥陀の浄土へ

第17番 井戸寺 (七仏薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

おもかげを うつして見れば 井戸の水 むすべば胸の あかや落ちなん

第18番 恩山寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

子を産める その父母の 恩山寺 訪いがたき ことはあらじな

第19番 立江寺 (延命地蔵菩薩)おん かかかび さんまえい そわか

いつかさて 西の住居の わが立江 弘誓の船に 乗りていたらん

第20番 鶴林寺 (地蔵大菩薩)おん かかかび さんまえい そわか

しげりつる 鶴の林を しるべにて 大師ぞいます 地蔵帝釈

第21番 太龍寺 (虚空蔵菩薩)のうぼう あきゃしゃ きゃらばや  おん ありきゃ まりぼり そわか

太龍の 常にすむぞや げに岩屋 舎心聞持は 守護のためなり

第22番 平等寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

平等に 隔てのなきと 聞く時は あら頼もしき 仏とぞみる

第23番 薬王寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

皆人の 病みぬる年の 薬王寺 瑠璃の薬を 与えましませ

第24番 最御崎寺 (虚空蔵菩薩)のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきや まりぼり そわか

明星の 出ぬる方の 東寺 暗き迷は などかあらまじ

第25番 津照寺 (地蔵菩薩)おん かかかび さんまえい そわか

法の舟 入るか出るか この津寺 迷ふ吾身を のせてたまへや

第26番 金剛頂寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

往生に 望みをかける 極楽は 月のかたむく 西寺のそら

第27番 神峯寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

み仏の 恵みの心 神峯 山も誓ひも 高き水音

第28番 大日寺 (大日如来)おん あびらうんけん ばざらだどばん

露霜と 罪を照らせる 大日寺 などか歩みを 運ばざらまし

第29番 国分寺 (千手観音菩薩)おん ばざらたらま きりく

国を分け 宝を積みて 建つ寺の 末の世までの 利益のこせり

第30番 善楽寺 (阿弥陀如来)おん あみりた ていせい からうん

人多く 立ち集まれる 一の宮 昔も今も 栄えぬるかな

第31番 竹林寺 (文殊大菩薩)おん あらはしゃ なう

南無文殊 三世の仏の 母と聞く 吾も子なれば 乳こそほしけれ

第32番 禅師峰寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

静かなる 我がみなもとの 禅師峰寺 浮かぶ心は 法の早船

第33番 雪蹊寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

旅の道 うえしも今は 高福寺 後のたのしみ 有明の月 

第34番 種間寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

世の中に 蒔ける五穀の 種間寺 深き如来の 大悲なりけり

第35番 清滝寺 (厄除薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

澄む水を 汲むは心の清滝寺 波の花散る 岩の羽衣

第36番 青龍寺 (波切不動明王)のうまくさんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん

わずかなる 泉に棲める 青龍は 仏法守護の 誓ひとぞきく

第37番 岩本寺 

  • (不動明王)なうまく さんまんだばざらだん せんだまかろしゃだ そはたや うん たらた かんまん
  • (観世音菩薩)おん あろりきゃ そわか
  • (阿弥陀如来)おん あみりたていぜい から うん
  • (薬師如来) おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
  • (地蔵菩薩) おん かかか びさんまえい そわか

六つのちり 五つの柱 あらわして 深き仁井田の 神のたのしみ

第38番 金剛福寺 (三面千手観音)おん ばざらたらま きりく

ふだらくや ここは岬の 船の棹 取るも捨つるも 法のさだやま

第39番 延光寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

南無薬師 諸病悉除の 願こめて 詣る我身を 助けましめせ

第40番 観自在寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

心願や 自在の春に 花咲きて 浮世のがれて 住むやけだもの

第41番 龍光寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

この神は 三国流布の 密教を 守り給はん 誓いとぞ聞く

第42番 仏木寺 (大日如来)おん あびらうんけん ばざらだどばん

草も木も 仏になれる 仏木寺 なを頼もしき 鬼畜人天

第43番 明石寺 (千手観音菩薩)おん ばざらたらま きりく

聞くならく 千手の誓ひ 不思議には 大盤石も 軽くあげ石

第44番 大寶寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

今の世は 大悲のめぐみ 菅生山 ついには弥陀の 誓いをぞまつ 

第45番 岩屋寺 (不動明王)なうまく さんまんだばざらだん せんだまかろしゃだ そはたや うん たらた かんまん

大聖(だいしょう)の 祈る力の げに岩屋 石の中にも 極楽ぞある

第46番 浄瑠璃寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

極楽の 浄瑠璃世界 たくらへば 受くる苦楽は 報いならまし

第47番 八坂寺 (阿弥陀如来)おん あみりたていぜい から うん

花を見て 歌読む人は 八坂寺 三仏じょうの 縁とこそ聞け

第48番 西林寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

弥陀仏の 世界を訪ね 行きたくば 西の林の 寺に詣れよ

第49番 浄土寺 (釈迦如来)のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

十悪の 我身を棄てず そのままに 浄土の寺へ まいりこそすれ

第50番 繁多寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

よろずこそ 繁多なりとも 怠らず 諸病なかれと 望み祈れよ

第51番 石手寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

西方を よそとは見まじ 安養の 寺に詣りて 受くる十楽

第52番 太山寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

太山に 登れば汗の 出でけれど 後の世思えば 何の苦もなし

第53番 円明寺 (阿弥陀如来)おん あみりたていぜい から うん

来迎の 弥陀の光の 圓明寺 照りそう影は 夜な夜なの月

第54番 延命寺 (不動明王)のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うん たらた かんまん

くもりなき 鏡の縁と ながむれば 残さず影を うつすものかな

第55番 南光坊 (大通智勝如来)なむ だいつうちしょう ぶつ

このところ 三島に夢の さめぬれば 別宮とても おなじ垂迹

第56番 泰山寺 (地蔵菩薩)おん かかかび さんまえい そわか

みな人の 詣りてやがて 泰山寺 来世の引導 たのみ置きつつ

第57番 栄福寺 (阿弥陀如来)おん あみりた ていせい からうん

この世には 弓矢を守る 八幡なり 来世は人を 救う弥陀仏

第58番 仙遊寺 (千手観音菩薩)おん ばざらたらま きりく

立ち寄りて 佐礼の堂に 休みつつ 六字を唱え 経を読むべし

第59番 国分寺 (薬師瑠璃光如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

守護のため 建ててあがむる 国分寺 いよいよ恵む 薬師なりけり

第60番 横峰寺 (大日如来)おん あびらうんけん ばざらだどばん

縦横に 峰や山辺に 寺建てて あまねく人を 救うものかな

第61番 香園寺 (大日如来)おん あびらうんけん ばざらだどばん

後の世を 思へば詣れ 香園寺 止めて止まらぬ 白瀧の水

第62番 宝寿寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

さみだれの あとに出でたる 玉の井は 白坪なるや 一の宮川

第63番 吉祥寺 (毘沙門天)おん べいしらまんだや そわか

身のうちの 悪しき悲報を 打ち捨てて みな吉祥を 望み祈れよ

第64番 前神寺 (阿弥陀如来)おん あみりたていぜい から うん

前は神 後は仏 極楽の よろずの罪を くだくいしづち

第65番 三角寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

おそろしや 三つの角にも 入るならば 心をまろく 慈悲を念ぜよ

第66番 雲辺寺 (千手観音菩薩)おん ばざらたらま きりく

はるばると 雲のほとりの 寺にきて つきひを今は ふもとにぞ見る

第67番 大興寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

うえおきし 小松尾寺を ながむれば 法の教えの 風ぞ吹きける

第68番 神恵院 (阿弥陀如来)おん あみりた ていせい からうん

笛の音も 松吹く風も 琴弾きも 歌うも舞うも 法のこえごえ

第69番 観音寺 (聖観世音菩薩)おん あろりきゃ そわか

観音の 大悲の力 強ければ 重き罪をも 引き上げてたべ

第70番 本山寺 (馬頭観世音)おん あみりとう どはんば うん ぱった そわか

もとやまに 誰が植えける 花なれや 春こそたおれ 手向けにぞなる

第71番 弥谷寺 (千手観音菩薩)おん ばざらたらま きりく

悪人と 行き連れなんも 弥谷寺 只かりそめも 良き友ぞよき

第72番 曼荼羅寺 (大日如来)おん あびらうんけん ばざらだどばん

わずかにも 曼荼羅おがむ 人はただ ふたたびみたび 帰らざらまし

第73番 出釈迦寺 (釈迦如来)のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

迷ひぬる 六道衆生 救はんと 尊き山に いづる釈迦寺

第74番 甲山寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

十二神 味方に持てる 戦には おのれと心 甲山かな

第75番 善通寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

我住まば よも消えはてじ 善通寺 深き誓ひの 法のともしび

第76番 金倉寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

まことにも 神仏僧を 開くれば 真言加持の 不思議なりけり

第77番 道隆寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

ねがいをば 仏道隆に 入りはてて 菩提の月を 見まくほしさに

第78番 郷照寺 (阿弥陀如来)おん あみりた ていせい からうん

踊りはね 念仏唱う 道場寺 ひょうしをそろえ 鐘を打つなり

第79番 天皇寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

十楽の 浮世の中を たづぬべし 天皇さへも さすらひぞある

第80番 国分寺 (千手観音菩薩)おん ばざらたらま きりく

国を分け 野山をしのぎ 寺々に 詣れる人を 助けましませ

第81番 白峯寺 (千手観音菩薩)おん ばざらたらま きりく

霜さむく 露白妙の 寺のうち 御名を称ふる 法の声々

第82番 根香寺 (千手観音菩薩)おん ばざらたらま きりく

よひのまの たへふる霜の 消えぬれば あとこそかねの 勤行の声

第83番 一宮寺 (聖観世音菩薩)おん あろりきゃ そわか

讃岐一 宮の御前に 仰ぎ来て 神の心を 誰かしらいふ

第84番 屋島寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

梓弓 屋島の宮に 詣でつつ 祈りをかけて 勇むもののふ

第85番 八栗寺 (聖観世音菩薩)おん あろりきゃ そわか

煩悩を 胸の智火にて やくりをば 修行者ならで 誰か知るべき

第86番 志度寺 (十一面観音菩薩)おん まか きゃろにきゃ そわか

いざさらば 今宵はここに しどの寺 祈りの声を 耳に触れつつ

第87番 長尾寺 (聖観世音菩薩)おん あろりきゃ そわか

あしびきの 山鳥の尾の 長尾寺 秋の夜すがら 御名を唱えて

第88番 大窪寺 (薬師如来)おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

南無薬師 諸病なかれと 願いつつ 詣れる人は おおくぼの寺

村四国八十八ヶ所霊場 

  重井村  中庄村 外浦村 田熊村





白滝山 四国八十八ヶ所御本尊

白滝山 弘法大師立像

 いんのしまみち 因島四国八十八カ所

1番霊山寺(因島大浜町) トイレ有

2番極楽寺(因島大浜町)

3番金泉寺(因島大浜町)

4番大日寺(因島大浜町)

5番地蔵寺(因島大浜町)

6番安楽寺(因島大浜町見性寺境内)  トイレ有 

7番十楽寺(因島大浜町)

8番熊谷寺(因島中庄町新開)

9番法林寺(因島中庄町鹿穴) トイレ有

番外 大師堂

10番切幡寺(因島中庄町寺迫長福寺境内) トイレ有

11番藤井寺(因島中庄町金蓮寺境内) トイレ有

12番焼山寺(因島中庄町成願寺境内) トイレ有

13番大日寺(因島中庄町若八幡神社境内)

14番常楽寺(因島中庄菅原神社境内)

15番国分寺(因島中庄町)

16番観音寺(因島中庄町)

17番井戸寺(因島中庄町山口)

18番恩山寺(因島中庄町大江)

19番立江寺(因島中庄町)

20番鶴林寺(因島中庄町)

21番大龍寺(因島中庄町)

番外大龍寺奥の院(因島中庄町)

22番平等寺(因島外浦町)

23番薬王寺(因島外浦町)

24番最御崎寺(因島外浦町地蔵院内)

25番津照寺(因島鏡浦町)

準番外地蔵堂(因島鏡浦町)

26番金剛頂寺(因島鏡浦町)

27番神峰寺(因島椋浦町)

28番大日寺(因島椋浦町)

番外長戸庵大師堂(因島椋浦町)

29番国分寺(因島三庄町)

30番安楽寺(因島三庄町)

31番竹林寺(因島三庄町)

32番禅師峯寺(因島三庄町観音寺内) トイレ有

準番外石井坊薬師堂(因島三庄町)

33番雪蹊寺(因島三庄町善徳寺内) トイレ有

準番外番はりこ大師(因島三庄町善徳寺境内) トイレ有

34番種間寺(因島三庄町)

35番清瀧寺(因島三庄町)

36番青龍寺(因島三庄町)

準番外薬師堂(因島三庄町浜上)

37番岩本寺(因島三庄町明徳寺内) トイレ有

番外高野山別院 

38番金剛福寺(因島三庄町) トイレ有

番外鼻地蔵(因島三庄町) トイレ有

39番延光寺(因島三庄町)

40番観自在寺(因島三庄町)

41番龍光寺(因島三庄町)

42番仏木寺(因島三庄町)

43番明石寺(因島土生町)

44番大宝寺(因島土生町)

45番岩屋寺(因島土生町)

番外高野山奥の院(因島土生町) トイレ有

番外札所 薬師堂(尾道市因島土生町)

46番浄瑠璃寺(因島土生町)

47番八坂寺(因島土生町)

48番西林寺(因島土生町)

49番浄土寺(因島土生町)

50番繁多寺(因島土生町)

51番石手寺(因島土生町)

52番太山寺(因島土生町対潮院内) トイレ有

53番円明寺(因島土生町)

54番延命寺(因島土生町箱崎)

55番南光坊(因島田熊町)

56番泰山寺(因島田熊町)

57番栄福寺(因島田熊町)

58番仙遊寺(因島市田熊町)

59番国分寺(因島田熊町)

60番横峰寺(因島田熊町)

61番香園寺(因島田熊町浄土寺境内) トイレ有

62番宝寿寺(因島田熊町)

63番吉祥寺(因島田熊町)

64番前神寺(因島田熊町)

番外寺仙龍寺(因島市田熊町)

65番三角寺(因島田熊町)

66番雲辺寺(因島田熊町)

67番大興寺(因島田熊町金山) トイレ有

68番神恵院(因島田熊町金山)

69番観音寺(因島田熊町竹長)

70番本山寺(因島中庄町西浦)

71番弥谷寺(因島中庄町西浦)

72番曼荼羅寺(因島重井町長崎)

73番出釈迦寺(因島重井町明神)

74番甲山寺(因島市重井町)

75番善通寺(因島重井町善興寺内) トイレ有

76番金倉寺(因島重井町久保)

77番道隆寺(因島重井町馬神)

78番郷照寺(因島重井町砂原)

79番高照院(因島重井町小林)

80番国分寺(因島重井町郷新開)

81番白峯寺(因島重井町須越)

82番根香寺(因島重井町有浜)

83番一宮寺(因島重井町一宮)

84番屋島寺(因島重井町川口)

85番八栗寺(因島重井町白滝山)

番外白滝観音寺(因島重井町白滝山)

白滝山 四国八十八ヶ所御本尊

白滝山 弘法大師立像

86番志度寺(因島重井町東浜) 志度寺玉垣(寄付石)

87番長尾寺(因島重井町伊浜新開)

88番大窪寺(因島重井町宮の上)

 

 

付記

松本賢編、「ふるさと三庄」、三庄老青会連合会、昭和59年、p.37に次のように記してある。
明治四十五年(一九一二)因島重井の大師講連中の発起で島内八十八ケ所に堂宇を設立し、大師入寂の旧三月二十一日を期して巡拝を始めたのが始まりである。
 

沼隈町教育委員会編、「沼隈町誌 民俗編」、平成一四年、p.469に次の記述がある。

本四国を巡るには、金も時間もかかるので、岡山県の神島(笠岡市神島)や因島の新四国(島しょ部にあるものは「島四国」と呼ぶ)、福山の港町・川口・野上を巡る新四国を巡礼する人が多かった。

 また、沼隈町の子安講については、同書p.465に次の記述がある。

昭和三〇年(一九五五)代までは、春と秋に神島(岡山県笠岡市)や因島にある新四国の子安さんに参っていた。




四国八十八ヶ所 御本尊・御詠歌


第1番 霊山寺 (阿弥陀如来)

霊山の 釈迦の御前に 巡り来て 万の罪も 消え失せにけり

第2番 極楽寺 (釈迦如来)

極楽の 弥陀の浄土へ 行きたくば 南無阿弥陀仏 口ぐせにせよ

第3番 金泉寺 (釈迦如来)

極楽の 宝の池を 思えただ 黄金の泉 澄みたたえたる

第4番 大日寺 (大日如来)

眺むれば 月白妙の 夜半なれや ただ黒谷に 墨染めの袖

第5番 地蔵寺 (勝軍地蔵菩薩)

六道の 能化の地蔵大菩薩 導き給え この世のちの世

第6番 安楽寺 (薬師如来)

仮の世に 知行争う むやくなり 安楽国の 守護を望めよ

第7番 十楽寺 (阿弥陀如来)

人間の 八苦を早く 離れなば 到らん方は 九品十楽

第8番 熊谷寺 (千手観音菩薩)

薪とり 水熊谷の 寺に来て 難行するも 後の世のため

第9番 法輪寺 (涅槃釈迦如来)

大乗の 誹謗もとがも ひるがえし 転法輪の 縁とこそきけ

第10番 切幡寺 (千手観音菩薩)

欲心を ただ一筋に 切幡寺 後の世までの 障りとぞなる 

第11番 藤井寺 (薬師如来)

色も香も 無比中道の 藤井寺 真如の波の たたぬ日もなし

第12番 焼山寺 (虚空蔵菩薩)

後の世を 思へば恭敬 焼山寺 死出や三途の 難所ありとも

第13番 大日寺 (十一面観音菩薩)

阿波の国 一の宮とや ゆうだすき かけてたのめや この世後の世

第14番 常楽寺 (弥勒菩薩)

常楽の 岸にはいつか いたらまし 弘誓の船に 乗り遅れずば

第15番 國分寺 (薬師如来)

薄く濃く わけわけ色を 染めぬれば 流転生死の 秋のもみじば

第16番 観音寺 (千手観音菩薩)

忘れずも 導きたまへ 観音寺 西方世界 弥陀の浄土へ

第17番 井戸寺 (七仏薬師如来)

おもかげを うつして見れば 井戸の水 むすべば胸の あかや落ちなん

第18番 恩山寺 (薬師如来)

子を産める その父母の 恩山寺 訪いがたき ことはあらじな

第19番 立江寺 (延命地蔵菩薩)

いつかさて 西の住居の わが立江 弘誓の船に 乗りていたらん

第20番 鶴林寺 (地蔵大菩薩)

しげりつる 鶴の林を しるべにて 大師ぞいます 地蔵帝釈

第21番 太龍寺 (虚空蔵菩薩)

太龍の 常にすむぞや げに岩屋 舎心聞持は 守護のためなり

第22番 平等寺 (薬師如来)

平等に 隔てのなきと 聞く時は あら頼もしき 仏とぞみる

第23番 薬王寺 (薬師如来)

皆人の 病みぬる年の 薬王寺 瑠璃の薬を 与えましませ

第24番 最御崎寺 (虚空蔵菩薩)

明星の 出ぬる方の 東寺 暗き迷は などかあらまじ

第25番 津照寺 (地蔵菩薩)

法の舟 入るか出るか この津寺 迷ふ吾身を のせてたまへや

第26番 金剛頂寺 (薬師如来)

往生に 望みをかける 極楽は 月のかたむく 西寺のそら

第27番 神峯寺 (十一面観音菩薩)

み仏の 恵みの心 神峯 山も誓ひも 高き水音

第28番 大日寺 (大日如来)

露霜と 罪を照らせる 大日寺 などか歩みを 運ばざらまし

第29番 国分寺 (千手観音菩薩)

国を分け 宝を積みて 建つ寺の 末の世までの 利益のこせり

第30番 善楽寺 (阿弥陀如来)

人多く 立ち集まれる 一の宮 昔も今も 栄えぬるかな

第31番 竹林寺 (文殊大菩薩)

南無文殊 三世の仏の 母と聞く 吾も子なれば 乳こそほしけれ

第32番 禅師峰寺 (十一面観音菩薩)

静かなる 我がみなもとの 禅師峰寺 浮かぶ心は 法の早船

第33番 雪蹊寺 (薬師如来)

旅の道 うえしも今は 高福寺 後のたのしみ 有明の月 

第34番 種間寺 (薬師如来)

世の中に 蒔ける五穀の 種間寺 深き如来の 大悲なりけり

第35番 清滝寺 (厄除薬師如来)

澄む水を 汲むは心の清滝寺 波の花散る 岩の羽衣

第36番 青龍寺 (波切不動明王)

わずかなる 泉に棲める 青龍は 仏法守護の 誓ひとぞきく

第37番 岩本寺 (不動明王)

六つのちり 五つの柱 あらわして 深き仁井田の 神のたのしみ

第38番 金剛福寺 (三面千手観音)

ふだらくや ここは岬の 船の棹 取るも捨つるも 法のさだやま

第39番 延光寺 (薬師如来)

南無薬師 諸病悉除の 願こめて 詣る我身を 助けましめせ

第40番 観自在寺 (薬師如来)

心願や 自在の春に 花咲きて 浮世のがれて 住むやけだもの

第41番 龍光寺 (十一面観音菩薩)

この神は 三国流布の 密教を 守り給はん 誓いとぞ聞く

第42番 仏木寺 (大日如来)

草も木も 仏になれる 仏木寺 なを頼もしき 鬼畜人天

第43番 明石寺 (千手観音菩薩)

聞くならく 千手の誓ひ 不思議には 大盤石も 軽くあげ石

第44番 大寶寺 (十一面観音菩薩)

今の世は 大悲のめぐみ 菅生山 ついには弥陀の 誓いをぞまつ 

第45番 岩屋寺 (不動明王)

大聖(だいしょう)の 祈る力の げに岩屋 石の中にも 極楽ぞある

第46番 浄瑠璃寺 (薬師如来)

極楽の 浄瑠璃世界 たくらへば 受くる苦楽は 報いならまし

第47番 八坂寺 (阿弥陀如来)

花を見て 歌読む人は 八坂寺 三仏じょうの 縁とこそ聞け

第48番 西林寺 (十一面観音菩薩)

弥陀仏の 世界を訪ね 行きたくば 西の林の 寺に詣れよ

第49番 浄土寺 (釈迦如来)

十悪の 我身を棄てず そのままに 浄土の寺へ まいりこそすれ

第50番 繁多寺 (薬師如来)

よろずこそ 繁多なりとも 怠らず 諸病なかれと 望み祈れよ

第51番 石手寺 (薬師如来)

西方を よそとは見まじ 安養の 寺に詣りて 受くる十楽

第52番 太山寺 (十一面観音菩薩)

太山に 登れば汗の 出でけれど 後の世思えば 何の苦もなし

第53番 円明寺 (阿弥陀如来)

来迎の 弥陀の光の 圓明寺 照りそう影は 夜な夜なの月

第54番 延命寺 (不動明王)

くもりなき 鏡の縁と ながむれば 残さず影を うつすものかな

第55番 南光坊 (大通智勝如来)

このところ 三島に夢の さめぬれば 別宮とても おなじ垂迹

第56番 泰山寺 (地蔵菩薩)

みな人の 詣りてやがて 泰山寺 来世の引導 たのみ置きつつ

第57番 栄福寺 (阿弥陀如来)

この世には 弓矢を守る 八幡なり 来世は人を 救う弥陀仏

第58番 仙遊寺 (千手観音菩薩)

立ち寄りて 佐礼の堂に 休みつつ 六字を唱え 経を読むべし

第59番 国分寺 (薬師瑠璃光如来)

守護のため 建ててあがむる 国分寺 いよいよ恵む 薬師なりけり

第60番 横峰寺 (大日如来)

縦横に 峰や山辺に 寺建てて あまねく人を 救うものかな

第61番 香園寺 (大日如来)

後の世を 思へば詣れ 香園寺 止めて止まらぬ 白瀧の水

第62番 宝寿寺 (十一面観音菩薩)

さみだれの あとに出でたる 玉の井は 白坪なるや 一の宮川

第63番 吉祥寺 (毘沙門天)

身のうちの 悪しき悲報を 打ち捨てて みな吉祥を 望み祈れよ

第64番 前神寺 (阿弥陀如来)

前は神 後は仏 極楽の よろずの罪を くだくいしづち

第65番 三角寺 (十一面観音菩薩)

おそろしや 三つの角にも 入るならば 心をまろく 慈悲を念ぜよ

第66番 雲辺寺 (千手観音菩薩)

はるばると 雲のほとりの 寺にきて つきひを今は ふもとにぞ見る

第67番 大興寺 (薬師如来)

うえおきし 小松尾寺を ながむれば 法の教えの 風ぞ吹きける

第68番 神恵院 (阿弥陀如来)

笛の音も 松吹く風も 琴弾きも 歌うも舞うも 法のこえごえ

第69番 観音寺 (聖観世音菩薩)

観音の 大悲の力 強ければ 重き罪をも 引き上げてたべ

第70番 本山寺 (馬頭観世音)

もとやまに 誰が植えける 花なれや 春こそたおれ 手向けにぞなる

第71番 弥谷寺 (千手観音菩薩)

悪人と 行き連れなんも 弥谷寺 只かりそめも 良き友ぞよき

第72番 曼荼羅寺 (大日如来)

わずかにも 曼荼羅おがむ 人はただ ふたたびみたび 帰らざらまし

第73番 出釈迦寺 (釈迦如来)

迷ひぬる 六道衆生 救はんと 尊き山に いづる釈迦寺

第74番 甲山寺 (薬師如来)

十二神 味方に持てる 戦には おのれと心 甲山かな

第75番 善通寺 (薬師如来)

我住まば よも消えはてじ 善通寺 深き誓ひの 法のともしび

第76番 金倉寺 (薬師如来)

まことにも 神仏僧を 開くれば 真言加持の 不思議なりけり

第77番 道隆寺 (薬師如来)

ねがいをば 仏道隆に 入りはてて 菩提の月を 見まくほしさに

第78番 郷照寺 (阿弥陀如来)

踊りはね 念仏唱う 道場寺 ひょうしをそろえ 鐘を打つなり

第79番 天皇寺 (十一面観音菩薩)

十楽の 浮世の中を たづぬべし 天皇さへも さすらひぞある

第80番 国分寺 (千手観音菩薩)

国を分け 野山をしのぎ 寺々に 詣れる人を 助けましませ

第81番 白峯寺 (千手観音菩薩)

霜さむく 露白妙の 寺のうち 御名を称ふる 法の声々

第82番 根香寺 (千手観音菩薩)

よひのまの たへふる霜の 消えぬれば あとこそかねの 勤行の声

第83番 一宮寺 (聖観世音菩薩)

讃岐一 宮の御前に 仰ぎ来て 神の心を 誰かしらいふ

第84番 屋島寺 (十一面観音菩薩)

梓弓 屋島の宮に 詣でつつ 祈りをかけて 勇むもののふ

第85番 八栗寺 (聖観世音菩薩)

煩悩を 胸の智火にて やくりをば 修行者ならで 誰か知るべき

第86番 志度寺 (十一面観音菩薩)

いざさらば 今宵はここに しどの寺 祈りの声を 耳に触れつつ

第87番 長尾寺 (聖観世音菩薩)

あしびきの 山鳥の尾の 長尾寺 秋の夜すがら 御名を唱えて

第88番 大窪寺 (薬師如来)

南無薬師 諸病なかれと 願いつつ 詣れる人は おおくぼの寺


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