2019年4月23日火曜日

ロスコー・ノート(1) ロスコーの生涯


 
Henry Enfield Roscoe(1833–1915)
1833年、ロンドンに生まれる。父は法廷弁護士、祖父は歴史家で詩人。
1836年、父Henry Roscoe (1800–1836)逝去。
1848年、University College(ロンドン)に入学。グレーアム、ウィリアムソン等に学ぶ。
1853年、ハイデルベルグのブンゼンの下に留学。光化学の研究に協力。
1857年、帰国、Qwens College(マンチェスター)教授。フランクランドの後任。
 
ロスコーの祖父
祖父William Roscoe (8 March 1753 – 30 June 1831)はイギリスの歴史家でmiscellaneous writer
である。his poem for children であるthe Butterfly's Ballで有名である。
7人の息子と3人の娘があった。
ロスコーの父
Henry Roscoe (1800–1836)は、法廷弁護士、a legal writerで、父の伝記を書いた。"The Life of William Roscoe" (二巻)
ロスコーの父の兄弟姉妹
William Stanley Roscoe (1782–1843)は詩人。
Thomas Roscoe (1791–1871)はイタリア語の翻訳家。
Henry Roscoe (1800–1836)はa legal writerで父の伝記を書いた。
Mary Anneは結婚してMary Anne Jevonsと名のった詩人で、その子供がWilliam Stanley Jevons。
 
ロスコーの生涯
ロスコーはブンゼンの一番弟子であった。これは素晴らしいことである。今では、ブンゼンといえば化学実験に使うガスバーナ、それも最近ではこれをブンゼンバーナーと呼ぶ人はいなくなったが、その発明者であることと炎色反応の発見者であることぐらいしか思いつかないが、大化学者で、何でも自分で作る人だった。そんなブンゼンの一番弟子なのだから、エリート中のエリートであったと思ってよいだろう。
 
 
参考文献
山岡望、『化学史談 Ⅳ ブンゼンの88年』、内田老鶴圃新社、1975、p.13   整理番号RJB1975a