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伝六の生涯について
善興寺の奥院白滝山の霊場をはじめた柏原伝六(幼名岩太郎、一観寿永居士)は、備南御調郡因島の北端、重井村に生れた。屋号を川口屋と云い、代々伝六を称したので、俗に川伝とも云われていた。
その頃、川口屋は現在の小段(柏原実市氏宅)の屋敷に住んでいた。父を伝六(軍翁良伝居士)、母を単室妙伝大姉と云う。母の俗名はわかっていない。
中島忠由「柏原伝六の話」p.1
川本の六代吉蔵の次男与助が分家して市松を生んだ。市松は長じて伝六と称したが、この人が岩太郎の祖父である。
中島忠由「柏原伝六の話」p.3(一部省略)
岩太郎が白滝山の伝六の幼名である。
上の文を整理すると、
川口屋(川伝)は、川本6代の分家で、
初代 与助
2代 市松
3代 伝六
4代 柏原伝六(幼名岩太郎、一観寿永居士)
ということになり、本稿の主人公柏原伝六は川口屋(川伝)の4代目ということになる。
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