2017.10.12.
2017.10.12.「総裁 出居清太郎先生 感詩 」
今では宗教法人として登録されている修養団俸誠会の平和一神和石は全国に何箇所かあるが、ここ白滝山頂のものが最初にできたもので、昭和34年に建てられた。創始者の出居清太郎氏が伝六の話を聞き、観音道一観から「平和一神」(へいわいっかん)と命名されたものである。毎年年祭が行われている。伝六の人格に共鳴されたものだろう。
昭和27年に重井町へ俸誠会と生長の家が伝わった。伝六の功過自知録の普及活動によって重井村民の道徳性が向上した。その地盤で修養団俸誠会が多いに栄えた。出居総裁を伝六の再来と思った人がいたかもしれない。伝六の教えと俸誠会活動には通じるものがあるのだろう。それを象徴するものが平和一神和石である。
ご高齢の出居総裁が登山された時は駕籠が準備された。それを支えられ地元の若者も既に老境に達している。法被を着た人の太鼓の音に合わせて唱和する「豊年だ 万作だ よーかったね!」の掛け声は向かいの尾根に谺した。全国各地から訪れ初めて登られた方はもちろん、地元の会員もら登るにつれて広がる光景に感動した。