弘化第四丁未
永代末廣講
春三月吉祥日
[裏表紙]
世話方中
人別帖
発起 扇屋定兵衛
改定書
一. 弘化四未之春相企貳百人講
追々増長イタシ嘉永四亥正月廿一日ニ
改テ末廣講ト名附今慶應三卯之暮迄凡四百口ニモ及而尚除
追加之人々も先定メ通金壱歩
之事
一. 代参人䦰入会日 毎年正月廿一日
一. 䦰入之節世話方不残宿本へ
集会之事
但し茶つめし之事尤香料三分ツヽ
持寄外ニ加入之方再香料持参
出席之時ゟ世話方同様ニ取斗可申
而宿本ヘ同時ニ幟ヲ立置候事
一. 加入人別之内代参之䦰当リ候
人ハ一通リ相済候迄䦰引相除候事
一. 加入銀高利息之内ニ而ハ代参
人用可被事
一. 道中入用壱人前金壱両ツヽ
差遣可申事
[付箋]当時は米三斗三升として時相場
ニテ金子相渡申候
明治十一年寅の春記す
但し増減ハ時之通用見合之事
一、往来手形之義は代参人多人数にても壱通にて為相済可申事