伝説とロマンの島 因島城跡物語 著者 柏原林造、住原俊治、村上知之
千守城跡物語
城郭配置図。Yahoo地図へ田中稔「因島史考」の図を参考に書き加えたもの。
[所在地]因島三庄町千守。
[標高]79m
[城廓]4段の中心に本丸。海に面した大手口。
[城主]篠塚貞忠
[史跡]石垣、井戸。西麓の狸薮(古戦場)に墓石がある。
[現状]本丸跡に公文明神の小祠。西麓に妙法寺跡。
[その他]島四国30番安楽寺の傍から登る。
[交通]千守バス停から徒歩15分。
[歴史]庄園時代(白河常光院領)の公文所跡。南北朝の頃は竹原小早川氏の居城。篠塚貞忠は大目付で篠塚伊賀守十郎衛門貞忠。
1957年頃の千守山。三庄市営住宅付近から。
私流に書くと、因島高校の裏から東に登った峠を越えて三庄へ入ると海岸に出る。右へ街並は広がるのだが、左にも家は数軒かある。そこは水軍スカイラインの始点で、椋浦、鏡浦、外浦を経て中庄へ通ずる。この道を通っても、峠道の北側に大きな集落があるとは思えない。千守城が視界を遮っているのである。
因島高校は既にない。因島高校は重井町長浜の因島北高校と合併して、その地に移った。名前は因島高校のままである。土生町郷区の因島高校の跡地は因島南中学校になった。そして、この峠道は因島南中学校の裏ではなく、前となった。
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いんのしまみち みつのしょうみち