因島白滝山 一観居士因縁記5
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父母の御おんにたゞ何事もそむかずしてしたがいじゆんずるをもつてよしとする
ものなり かくべつにむつかしき事に
てもあらし 又は親類の事もかんがう
べし 人々お見るにしれしやうよろしき
親類はむつまじくして常々出入よふ
し又ひんなる親類は出入少なく
してたにんむきになる人世にまゝ
多し 是おふひなる道理にちがう
事なり くいのみ恵よらせ親類に
あらじ 何事もよしあしともにかり合
むつまじゆうして助あい万一親類
の内に親類のよしあしをいへもし
はじいつた事有をそれを親類が
他人へはなして親類のはじを
さらす人まくしふし是しふひなる
心得違ひなり年の内のはじを他
人に出すはたとへていわば手足の
ふかないなる時稀手足をいめるが
如し親類のしかたあしきは親類
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