2015年9月9日水曜日

因島白滝山 好善法師本 白衣妙徳一観音

白滝山研究目次 白滝山リンク集


釈迦如来
阿弥陀佛

(右頁)
白毫(はくごう)
相光
 子星
 日リン
 月リン
  備後国
  御調郡
  因之嶌
  重井村住フ
  俗名ハ
   柏原傳六
白衣妙徳一観音
(左頁)
予此土ニ生ヲ受ル亊四十二年ナリ
時来テ四十二才霜月六日夜
アケノ明星出ル時身心ダツ

(右頁)
ラクシテムジンノ法海ニ充満シテ
大涅槃成道シテ妙心ヲ開亦
此土ニ示現シテ法身トナリ右ニ
(左頁)
エガクガ如シ ソレヨリ名改テ
観音道一観トス 四十七才書之
文政十丁亥初夏


(左頁)
我四十二才ニ
白衣自在一観音


(右頁)妙徳ヲ観自在之身成
(右頁)
  大勢
なむ阿弥陀
  一観

これらは伝六の揮毫を写したものである。
(右頁)は阿弥陀如来を勢至菩薩と一観が囲み、阿弥陀三尊像となっていることを記す。すなわち白滝山最頂部にある阿弥陀三尊像の左(向かって右、西側)が一観、すなわち自分だと、示している。