2020年11月30日月曜日

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史記

武田泰淳氏の『司馬遷史記の世界』は早くから持っていたが、なかなか終わらない。そのうち終わったのだが、内容がするりと抜け落ちてしまった。そこでやはり、原典に当たらなければならないと気づいた。

いろいろ紆余曲折はあったが、「世界の名著11」の「史記列伝」から入ってから続きだした。確かに面白いと感じたのは俠客列伝ではなかったかと思う。

有名な荊軻列伝であっただろうか。始皇帝を殺しに行く。その別れの席で風瀟々として易水寒し勇者一度去ってまた帰らずと歌うところは圧巻であった。

天皇の世紀

これも忘れがたい作品である。巻頭の明治天皇の誕生のところは暗いイメージに満ち溢れていて、徳川幕藩体制下で、公家がいかに貧しかったかということが想像された。その暗さに思わず、この本を閉じてしまおうかと思ったが、ここをクリアーすると、知らない世界のオンパレードなのである。幕末のことはだいたいわかっているという自信が見事に打ち砕かれたのは、第一巻が終わった頃ではなかろうか。

ローマ人の物語

 

ローマ帝国衰亡史

辻邦生さんの『背教者ユリアヌス』を読んだ時から、一度は読まないといけないと思っていたが、いざ読み始めたのは、ずっと後年である。

 

シェイクスピア

 

 

 

 

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