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2014.12.13.阿弥陀三尊像。左から勢至菩薩像、阿弥陀菩薩像、観音菩薩像。
2014.12.24.
川口 村上 十兵衛
宇根家文書による。「観音佛 二百六十目 一 重兵衛」
しかし菩薩はまだ人間なのである。それは仏になろうとして修行中の人間の姿なのである。従って人間である以上、カンムリもネックレスもイヤリングも必要であると言うわけである。仏教では、時にはこういう俗人の恰好をした菩薩が、如来以上の尊敬を受けることがある。「梅原猛著作集2」p.89(小学館)
大乗仏教の仏である観音菩薩が、菩薩であるという意味は、観音が仏になろうと修行中の身であるという意味ではなく、むしろ本当は仏でありながら、衆生救済のために、わざと仏の位を放棄して、一段下って菩薩の位で現世へ下って来るという意味なのである。つまり仏の資格をもちながら衆生にたいする慈悲のあまり、安閑として浄土の仏の座に坐っていることができなくなって、現世に下りて来て、汗と塵にまみれて民衆の救済に協力していられるのがここでいう菩薩なのである。「梅原猛著作集2」p.89(小学館)
このような菩薩の中でも、観音はとりわけ日本で崇拝された。その故は、観音が大乗仏教の慈悲の精神そのものの表現であるからである。「梅原猛著作集2」p.90(小学館)
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