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一キロの参道を息切れしながらのぼりつめると、まず、六メートルの高さの自然石上の多宝塔が目にとまります。岩のまわりに尾道住人の石工の会心作が刻まれており、石工頭太兵衛の不動明王は、ばつぐんの作品です。柏原舒延
「(備後因嶋重井)白滝山本堂庫裏多宝塔 文政六年癸未正月 柏原伝六 石工 尾ノ道 新蔵作 (香炉台)奉寄進」
多宝塔の台座が四角形である。台座の左側が北面、正面が西面。多宝塔の西側に「多宝塔」の文字。
多宝塔の台座が四角形である。台座の左側が北面、正面が西面。多宝塔の西側に「多宝塔」の文字。
多宝塔の銘 文政六年癸未正月 石工 尾ノ道 新蔵作 尾道報告書番号222
今、多宝如来の塔は、法華経を説くを聞かんがための故に、地より涌出して讃めて「善いかな、善いかな」と言いたもうなり」と。『法華経 中』、岩波文庫、p.174
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総覧175 多宝塔の磨崖仏。
多宝塔下、土台岩の磨崖仏は、石工太兵衛作の不動明王から、右向きに(反時計回り)にM1,M2・・・M8とする。
総覧175 多宝塔の磨崖仏。
多宝塔の下にある土台岩の磨崖仏。不動明王をM1とし、順に右(反時計回り)へM2,M3・・・M8とする。
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M2慈母観音の作者は石工新七
多宝塔下、土台岩の磨崖仏は、石工太兵衛作の不動明王から、右向きに(反時計回り)にM1,M2・・・M8とする。
M1が平面、M2,M3,M4が次の平面、M5が稜(かど、すみ)、M6が平面、M7が稜、M8が平面、となる。
総覧201 多宝塔の磨崖仏。総覧202 多宝塔の磨崖仏。
M1 尾道報告書番号225 不動明王 石工太兵衛
総覧201 多宝塔の磨崖仏。総覧202 多宝塔の磨崖仏。
M1 尾道報告書番号225 不動明王 石工太兵衛
M2 尾道報告書番号226 慈母観音磨崖仏 石工新七