2015年11月14日土曜日

因島 白滝山 普賢菩薩像

白滝山リンク集 白滝山研究目次
釈迦三尊像3体のうち向かって左側(東側)が普賢菩薩像である。
総覧183 普賢菩薩像(山頂広場)。


宇根家文書「五百大羅漢寄進 文政十年亥正月吉日重井村観音山」にある普現佛の寄進者名が台座に彫られており、向かって右から次のように書かれている。
八良兵衛 (良は郎)
多門
吉蔵
三郎兵衛
重兵衛
増五郎
三四郎
初五郎
向田ノ浦
信兵衛
源吉
熊八

なお、向田ノ浦村は「五百大羅漢寄進」では向田村となっている。向田ノ浦村は向田野浦村のことだと思われる。向田野浦村は佐木島。1889年(明治22年)向田野浦村と須波村属佐木で鷺浦村となった。現在でも、重井西港から三原行きの定期航路は鷺港に寄る。佐木島と重井との関係は古くからあった。
なお、吉蔵は伝六家(川伝)の本家筋にあたる川本家。重兵衛は重井屋。初五郎は伝六の息子の妻の姉の婿で、事務記録方。新屋、峯松家。