2019年7月14日日曜日

夕凪亭閑話 2010年9月 

    
2010年9月1日。水曜日。猛暑。
天秤座おはようございます。今日から9月。既に猛暑の気配濃厚。

朝起きて、シャワー浴びて、ストレッチ20分して、出勤。

まずまず体調良好。でも、暑い~

仕事もばんばんして、本も読んで、暑さに負けずに過ごせました。

いろいろ読んでますが、まとまったものは例の、「警視庁草紙」より、「妖恋高橋お伝」だけです。
と、いっても月が変わりましたので、詳しく書いておきましょう。
「山田風太郎明治小説全集1」(筑摩書房)です。残り三分の1ほどです。
 
2010年9月2日。木曜日。猛暑。
魚おはようございます。朝が少し涼しくなりました。でも、既に強い残暑が・・・。今日もまた最高気温が36℃ということです。 セミの鳴き声も少なくなりましたから、そのうち・・・。

セミの死骸もときどき目につき、季節が変わっていることがわかります。

でも、でも、やはり、日中の暑さには閉口です。

日暮れ時に帰って、打ち水をすると涼しくなりますが、しばらくするとまた暑くなります。夜もなかなか涼しくなりません。でも、コオロギがもう秋だよと鳴いております。

ストレッチ、合わせて1時間ぐらいしております。まずまず順調です。

「警視庁草紙」より、「東京神風連」。神風連についてご存知ない方は三島さんの「奔馬」をお読み下さい。
 
2010年9月3日。金曜日。猛暑。
晴れおはようございます。さわやかな朝でした。でも、・・・もう、猛暑。

9月ですよ。9月。それなのにこの暑さは・・・。若かったら海に行くのだが・・・。


暑さに押され気味。もう若くはないということか?

「警視庁草紙」より、「吉五郎流恨録」。少し食べ物のことでも・・・
今日は久し振りにカレー。いくらでも食べれるのだが、ぐっとがまんです。でもじゃがいもだけ、少しおかわり。

腰痛対策として「骨の健康」が最近我が家(と言っても桔梗さんと二人だけですが)の話題です。

ということで、牛乳を再開。カルシウムが多いというのはホント? それはともかく、互いに飲み過ぎないように、それぞれの箱に、マジックで名前を書いて冷蔵庫に入れております。「桔梗」「夕凪亭」と。

そして、明治のブルガリアヨーグルトもです。それぞれ1週間で1箱です。

ヨーグルトにはブルーベリーのジャムがあったので入れて食べます。

腰痛の話になりましたので、ちらっと目を通したものも記しておきましょうか。

越田昭「グッバイ 座骨神経痛」(北国新聞社)。ひとりではできない整体術の話が中心ですが、いろいろと参考になりました。
痛くても諦めることはない、という勇気を与えられますね。全ては読みませんので、読んだ本のリストに入れませんが。
 
2010年9月4日。土曜日。猛暑。
ウマおはようございます。5時半ー。明るくなりました。白い空です。涼しい朝です。コオロギが鳴いていて(カラスも)、ガマの葉が風に揺れています。サルスベリはいまだに元気です。 やはり、8時頃から暑くなるのでしょうねぇ~。

シャワー浴びて、ストレッチして、今日の活動開始。

因島へ。海も空も青く素晴らしいのだが、暑かった。
午前中の山陽道は35℃蒸し暑かった。しまなみに入っても気温は下がらず。

「警視庁草紙」より「皇女の駅馬車」「川路大警視」。いよいよ大詰め。この2話は連続。偽札事件を軸に。そして、最後は「泣く子も黙る抜刀隊」でめでたく完了。
今年56冊目。
山田風太郎「山田風太郎明治小説全集1 警視庁草紙」(筑摩書房)。

つくばエクスプレスという電車は、小学生のとき「初歩のラジオ」(もうラヂオではなかった、と思ふ)で憧れていた、秋葉原から出ております。その真ん中あたりに流山市というのがあって、乗換駅になります。はじめてつくばエキスプレスに親子3人で乗った春まだ浅き日、ネーミングかなにかの応募記念にいただいたエッシャーの絵を使ったブックカバーをした本を読んでいて、流山駅に止まったとき、そのブックカバーに流山市と書いてあるのを見て驚いたものです。それまで、流山市が何県にあるのかも考えたことがなかったのです。

その流山というのは近藤勇が逮捕されたところだと「警視庁草紙」にあったように思います。

さて、その流山で乗り換えると、さすらいのプログロマーの息子と、イラストレーター兼もとふりかけ屋の次女さんのところは近いのだそうで、「お呼ばれ」の会の約定が成ったそうです。うらやましいかぎりです。ちらっと見た,健康の本。
長澤陽「足道養生法」(創元社)。足の裏を見て健康診断をする中国医学だそうです。ちなみに読み方は「そくどう」ということで,側道と間違えやすいですね。関節炎については161頁にあります。
 

2010年9月5日。日曜日。猛暑。
ペンギンおはようございます。 涼しい朝ですが、今朝は既に太陽は元気すぎです。昨日かそれ以上に暑くなりそうですね。

日曜日、ですね。でも今日はお仕事です。(この暑さの中を・・)

シャワーを浴びて,エアコンを入れてストレッチ。夕凪亭は朝日が入るので遮光カーテンを閉めているが,それでも暑い。扇風機を少し強めにして時間いっぱいあちこちを伸ばしたりする。要するに腰痛体操のヴァリエーション。どうやらこれは毎日やらないといけないようだ。やめたら,あっという間に腰ががたがたになりそう。

結局、今日もまた暑い一日でした。努力して、塩野さんの「ローマ亡き後の地中海世界 上」を読んでいるのですが、すすみません。

一方、「ローマ帝国衰亡史 Ⅷ」のほうは、やっと第45章を終わりました。東のビザンツ帝国は、次第に凋落していくわけですが、一方、蛮族に滅ぼされた西帝国のその後は、それぞれの地で、蛮族が今のヨーロッパの原型をつくるべく入り乱れるわけです。その傍らでローマ教会だけはしぶとくローマ帝国のその後を送っております。この章の最後は有名なグレゴリウス一世の、まことに卓越した高徳ぶりが紹介されます。

中世というとルネサンス前までの進歩しない時のことをいいますが、ローマのあとがヨーロッパではないのだから、そもそも連続的に考えて、古代、中世、近代というのがおかしいようにも思えます。ここはヨーロパの古代といってもいい時代です。

葉書を出しに近くのポストまで歩いて行ってきました。暑くはないのですが、涼しくないのです。風はほんのわずかで、無いといってもいいでしょう。これが9月の、本来なら初秋の、午後9時過ぎですからね。まったく・・・。岡本綺堂の「半七捕物帳」より「春の雪解」。怪談話ふうです。「警視庁草紙」に岡本綺堂が半七親分に昔話を聞きに行ったなどという、嘘かホントかわからぬようなことが書いてあって、以前読んでいたものを開いて見ると途中で止まっていたので、読んでみた。消夏法の一つと思っていただいてもいい。
京田辺市で39.9℃というのを、見て、ああ、あの京田辺市か、と思いだした。京都へ泊まって島津の博物館などを見た翌日、車で同志社女子大へ行ったことがある。帰りは京都奈良大阪の境界あたりを大阪へ出たと思う。もう一度は、西国巡りのとき、平等院から奈良への電車で、十津川沿いを通ったとき、遠くに赤いドイツ風の校舎が見えたあたりだったと思う。
地元の人はいざ知らず、奈良への交通路はいろいろあって、時間的、料金的にどれが一番いいのか未だにわからないが、京田辺市の近くを通るコースはあまりポピュラーではないように思っているので、あれはあれで、いいコースだったと今では懐かしく思う。
 
2010年9月6日。月曜日。猛暑。午後曇り。風。
わーい(嬉しい顔)おはようございます。月曜日の朝。少し暑い朝ですね。青空と白い雲。気温が少しさがれば最高の空なのだが・・・。もう1時間ほどは自然の風を満喫しよう。

・・・そしてエアコンを入れて、ストレッチ。汗がでる。それから、ローマ史。

雲が多いですね。台風が接近かな。雨がほしいところ。降ればいいが、日本海を進む台風はいやです。以前、瓦を飛ばしたコースは避けてほしいものです。

午後になって曇り、風がでてきました。明らかに台風の影響ですね。でも気温は高いようです。

明日の夜、広島県にも雨が降りそうです。でも、福山は降らないところですからねぇ。あまり期待できません。

「半七捕物帳」より「広重と川獺」。動物絡みの犯罪です。

「わかさ」2009年10月号がひざ特集をしていたので借りてきました。腰痛のほうもありましたので、そちらから。

昨今、多くの雑誌で取り上げられているマッケンジー体操のひとつ、「腕立て腰反らし」が綴じ込み付録でついています。これは、私も毎日やっているストレッチの中に少しの時間ですが、入れております。

これは、1「5分うつぶせ」、2「5分ひじ立て」、3「1分腕立て×5回」を毎日10時以降夜寝るまで2時間おきに6セット行うのが理想と書いてあります。これは治療としての場合でしょう。

私は腕立て腰反らしを少しするだけですが、なかなかよいと思います。ただ、「10時以降」とあるように、身体が起きてないときはしないほうがよいようです。ですから朝は、ごく軽くしております。
2010年9月7日。火曜日。晴れ一時雨。
山羊座おはようございます。少し涼しいので池の掃除をしていると蚊の襲撃をまともにくらった。そして、やはり暑かった。

台風の影響は、今はあまりないようです。日中の気温があまり上がらず、夕方雨が降ることを期待しましょう。

ギボンの衰亡史を読んでいると、自己の領土を守ることが最大の義務のように思われます。だから、戦に負けたものよりも勝ったもののほうが偉いし、立派な政治家だったということになります。最近のユーゴの紛争でも、あるいはパレスチナでも、もともと我々の土地だったと言ったところで、それは理屈にならぬ理屈で、ローマ帝国周辺は誰のものでもなく、強い者の土地だったのだ、と思います。

平和というのは、その時の勝者の現状維持のための詭弁なのではないでしょうか。

だから、というわけではないが、アメリカの軍事路線というのは、ヨーロッパ流の歴史から見れば当然のように思えてくる。
夕方,夜雨が降った。実に久し振り。

「半七捕物帳」より、「朝顔屋敷」。志賀直哉「山科の記憶」など。
 
2010年9月8日。水曜日。晴れ。
ウマおはようございます。南北の窓を開けているのに29.4℃。気温は下がらないですね。

そして、台風ははるか日本海海上を東進し、また暑い日になった。しかし、昼過ぎ、にわかにかなりの雨が10分ほど降り続いた。

おかげで、今夜は涼しい夜になって、コオロギが鳴いて秋らしい。

塩野七生さんの「ローマ亡き後の地中海世界 上」の第一章を終わった。イスラム教のジハードとその前哨戦とも先払いともいうべきサラセン人海賊にかつての西ローマ帝国の地中海沿岸諸都市が席巻され、殺戮、収奪、拉致奴隷化の無抵抗状態になるという、まさにヨーロッパの暗黒時代の様相である。一方、未だに命脈を保っている東ローマ帝国(ビザンツ帝国)にはそれを助ける余裕はない。

要するに西ローマ帝国領に侵略してきた蛮族には、イスラム諸勢力と戦う能力がなかったということですね。

「半七捕物帳」より「猫騒動」。なかなか怪奇趣味に富んだ作品。猫を飼育して近所から迷惑がられる老婆は21世紀の日本にもたくさんいることだろう。
2010年9月9日。木曜日。晴れ。
蟹座おはようございます。涼しい朝ですね。
暑さで目が覚めることもなく、よく眠れました。
夕凪亭は、28.4℃。朝日が入りますからね。
北側の窓もあけています。

夕方、右手の」中指の爪の一部を落としてしまいました。
ぐっくり腰から一ヶ月・・・。夏の疲れか、厄年のようです。嗚呼。(秋が来たのに,無念!)

「ローマ亡き後の地中海世界 上」より「間奏曲」。シチリアの奇跡である。イスラムに征服されてもキリスト教は残り、ノルマン人に征服されてさらに発展する。アラビア数字がシチリアからヨーロッパに入ったという一時だけでも、文明の十字路であったことがわかる。ルネサンスの火種もここからということである。「ローマ帝国衰亡史 Ⅷ」のほうは,第46章。ビザンツ帝国中興の祖ヘラクリウス帝前半の対ペルシア戦役である。ササン王朝は終わり,イスラムの進出が既にはじまっている。
「半七捕物帳」より「弁天娘」。
 
2010年9月10日。金曜日。猛暑。
魚おはようございます。さわやかな朝です。でも、日中はまだまだ暑そうですね。

秋ですね。何もかも。

でも、・・・・ 右手が自由に動かないというのは、不自由ですね。

いつも思うのですが、人間は何でこんなに痛い思いをするように進化してきたのでしょうかねぇ。ここまで高度な生物になる必要はなかったと思うんですが。

右下奥歯骨折抜歯。とにかく、全て右側です。

「半七捕物帳」より「山祝いの夜」。
以上で、岡本綺堂「半七捕物帳(一)」(光文社時代小説文庫)の終了です。 今年57冊目。

岩波文庫で、横光利一「ナポレオンと田虫」。

2010年9月11日。土曜日。猛暑。
夜が涼しいのでエアコン無しでゆっくりと眠れます。

今日は土曜日なのに、朝から歯科と外科のはしごです。あまり誉められた生活ではありません。

そして因島。こちらでは買い物のはしご。池にはスイレンが花盛り。トクサを鉢分け。水に近く。できれば水生植物で浄化のお手伝いをさせたい。

鯉はホテイアオイをどんどん食べていきます。どうせ枯れるのだからかまわないけれど。ヒシは残っています。来年たくさん芽を出すように期待。

暑いので昼過ぎにこちらへ。山陽道、しまなみは、いつものように窓を開け、エアコン切って走ります。でも市街地ではそうはいかない。

ストレッチしていたら、そのまま昼寝。

食事は左手でスプーンを使って。ソーメンはさすがに、箸で。これも左手で。なんとかなります。

「ローマ亡き後の地中海世界 上」。やっと第2章を終わる。十字軍が終わらなくても、次第にイタリアノ海洋国家が力をつけていくことで、世界史は少しずつ回って行きます。

横光利一の「春は馬車に乗って」と「笑われた子」。

「春は馬車に乗って」 素敵なタイトルとは裏腹に、結核で死んでいく妻の話。
「笑われた子」 ハネ釣瓶の重しの丸太を削って面を作ったら親に誉められて下駄屋にされた子供。その人生をこの面が笑っているように思った子は切り裂いた。しかし、これも下駄になると満足する。
2010年9月12日。日曜日。晴れ。夜にわか雨。
9時頃から食品スーパー、図書館、米屋、ドラッグストア、百均と買い物のはしごをすると、11時に。暑い日。

エアコンの中で暑さを避ける。夕凪亭は南東に窓があるが、この時間になると太陽も中までは届かない。窓際をかすめる程度なのでカーテンをあけると快適。

ストレッチをしながらチャイコフスキーなどを聞いているとすぐに眠りが・・・。起きては読書。夕凪亭は優雅な秋の一日。

塩野七生「ローマ亡き後の地中海世界 上」(新潮社)
第3章を終えて、上巻を終わる。北アフリカイスラム圏に奴隷となっているキリスト教徒を買い戻す二つの慈善団体の話が中心。サラセンの海賊行為が1830年のフランスによるアルジェリアの植民地化まで続くというんだから、ヨーロッパの中世は意外と長い。

横光利一「赤い着物」。旅館の幼い子供が客の幼い娘と戯れているうちに階段から落ちて死ぬ。

2010年9月13日。月曜日。晴のち曇り。
秋らしい夜。久し振りに、夜の夕凪亭のエアコン無しです。
夕方、手の包帯を換えてもらいに行ってきました。夜になってもますます痛いので、包帯をほどき、中の薄い透明シートをはがして緩くしました。ちょっと強すぎたようです。

ストレッチの中で、マッケンジー体操をやております。少しだけですが。「わかさ」の2009年7月号が特集をしております。

横光利一「蠅」。
高校の教科書にありました。全文だったのか、一部省略だったのかは、覚えておりません。
馬車だけだったら、モーパッサンの「脂肪の塊」と少し似ています。その他はまったく違いますが。

抜歯した後は、しばらくそのままにしますので、塩水でうがいをしております。

2010年9月14日。火曜日。晴れ。
秋の夜。でも、本当に秋になったの?

今日は整体の日。こちらの腰痛の原因となっている骨がわかるらしく、そこも含めてグイグイと・・くたくたでした。少しはよくなっていると思います。

横光利一「御身」。嫌われて好きな姪。

 
2010年9月15日。水曜日。曇り。夜雨。
やっと、猛暑も去ったのでしょうか。今日はofficeも一部の部屋を除いてエアコンを切っておりました。
homeのほうはすべて切ってあります。
もう、確かに秋ですね。それで、今年の夏の総括は・・最悪。いやいや、家庭的にはよいことがたくさんあったのですが、わたし一人が全ての厄を一人で負っております。

今日、やっと右手が完治しました。でも、傷跡はグロテスクで決して人様にお見せするわけにもいきませんので、officeでは、ティッシュペーパーでくるんでセロテープでも巻いておきましょう。

腰のほうはストレッチでかなり身体がよく曲がるようになったし、整体のおかげで痛みも少しずつ退いております。

今日は、こんにゃく作りぬチャレンジ。といってもこんにゃく粉からです。そのうち、こんにゃく芋から作ってみたいですね。

ロビン・マッケンジーの「腰痛改善マニュアル」という本が図書館の予約で届いたので借りてきて。
とりあえず、姿勢の矯正から。「猫背と過矯正動作」。
猫背の悪い姿勢と極端なよい姿勢を10~15回繰り返す。ふだんはその10%ほど緊張をゆるめた姿勢を保つというもの。これならできそう。腰椎前彎(腰の上のくぼみ)を強調するのだそうです。
 
2010年9月16日。木曜日。晴れ。
PCが遅いのです。嫌になります。

でも,気候は急に秋の気配です。絶好調です,とは言い難いのが残念

傷の治った右手親指が左手よりも太く見えます。要するに腫れているのです。そんなに痛くはないし,化膿している訳ではないのに不思議です。
2010年9月17日。金曜日。快晴。
すでに秋、すでに週末。

少し復活。だんだんと傷口が見えてきだした。半分ぐらいだろうと思っていたが、半分以上爪が無くなっている。腫れは少し引いた。でも、左手より大きい。そのうち治るだろう。

日中は一時的に暑いが、日暮れも早く、気温も下がるので凌ぎやすい。半月が出て、西の空には美しい夕焼けが。随分と太陽が南に戻ってきた。毎日、美しい夕陽が見える。

いい季節になったのに、夕方の散歩ができないのが残念。

横光利一「機械」。ドストエフスキー流の心理描写が延々と続く。少しおかしいんじゃない? と思っているうちに結末に至って、主人公は薬品に侵されているせいではないか、と言い出す。


ロビン・マッケンジー著、銅治英雄、岩貞吉寛訳「自分で治せる! 腰痛改善マニュアル」(実業之日本社)。
よい本である。こいう本には必ず、専門家の指導のもとでと、ある。そう書いてありながら、自分でやれるんだと、一面では煽る。これは事故が起こっても責任はとりませんという、対策だろう。
他のトレーニングとの併用は止めて、これだけに専念しろとあるが、そこまでの自信はないので、一部、軽いところを日々のトレーニングに取り入れることにした。
2010年9月18日。土曜日。晴れ。
三連休です。
孫が来るというので朝から大掃除。
昼間少し暑いが、好天気。みんさん楽しんだことでしょう。

よその子の成長は早い、とつくづく思いました。
2010年9月19日。日曜日。残暑。
朝、涼しく、肌寒いようだったのに、日中は暑く、夜、風呂上がりにエアコンを入れた。残暑は厳しい模様。ツクツクホウシがまだ鳴いていますね。

孫と遊んだ一日。風呂にまで入れてやった。あかちゃんを風呂に入れるのは、20年以上昔以来。

夜中に孫が泣くので、今夜は二階で寝ることにする。

レベッカ・ラップ著、鏡哲生訳「孤島のドラゴン」(評論社)。
児童文学です。なかなかいい作品ですよ。
2010年9月20日。月曜日。敬老の日。
今日も暑い秋の一日でした。
時々、思いだしたように雨が降るのですが、長続きしない。もっともっと降ってほしい。

ナツメを収穫しました。思ったよりたくさんありました。でも、小粒なのが多い。味はどれも同じ程度。日当たりが悪いので茶色にはならない。とにかく、根づいて実が成るようになっただけでもいい。来年に期待。

今朝も孫を風呂に入れてやった。少し思いだして、要領がよくなった。でも、午後には帰ってしまった。急に静かになって秋!という感じ。

横光利一「花園の思想」。妻の死を看取る話。

右手の中指、かなり回復。でも爪が一部無いので、まだキーボードの半分ぐらいは中指を使わないので、間違いが多い。


2010年9月21日。火曜日。晴れ。にわか雨。
残暑残暑と言っていたら、いつのまにか、9月も、残り三分の一に。

明日の夜は、雨が降りそうなので、今夜のうちにお月見をしておきました。虫の声と満月。

暑いというか、蒸し暑いというか、いやな残暑で、消耗した一日でした。

でも明日の雨を境に、気候ががらっと変わると、NHKの半井さんがおっしゃってました。期待しましょう。それに、台風12号が雨をもってきてくれますように。

先日、因島の実家に帰ったら、柿の実がシワシワになって全滅しておりました。長く生きてきてこんなことは、はじめてです。

横光利一「日輪」。有名な卑弥呼について書いた、小説です。
以上で、
横光利一作「日輪 春は馬車に乗って 他八篇」(岩波文庫)を終わりました。今年61冊目です。少しまた減ったので、速度回復に努力したいと思います。
2010年9月22日。水曜日。晴れ時々小雨。
おはようございます。朝から汗。朝から冷房。明日からのお天気に期待しましょう。

朝、からだが堅いので、シャワーだけでなく風呂に入って筋肉をほぐすようにしているので、今日のように暑い日は冷房の中でも汗だくだくです。

ここで再び塩野さんの「ローマ亡き後の地中海世界」です。下巻に入ります。
「第四章 並び立つ大国の時代」。マホッメット二世のトルコとフィレンチェのメディチ家出身の法王レオーネ十世の時代です。この法王はさすがにメディチ家だけあって優秀です。見事な展開となります。

池波正太郎「梅安針供養」より、「銀杏落葉」と「白刃」。例によって短編連作だと思っておりましたら、長編小説ということで、お話はまだまだ続きます。本作は丸に揚羽蝶の話でございます。

このこと(揚羽蝶騒動)について書いた本を、買っていたようですので、今度二階に上がったら探してみましょう。

結局、夜半まで読んで、終わってしまった。
今年62冊目、だったかな。あと三月で40冊は無理ですねぇ。
池波正太郎「梅安針供養 仕掛人・藤枝梅安」(講談社文庫)。 
2010年9月23日。木曜日。秋分の日。雨後晴れ。
おはようございます。未明から雷雨。久し振りにまとまった雨。かなり降りました。

昼寝から覚めると、雨がやんで秋空。暑さも通り過ぎたようなので、枝の伸びた木を少し切りました。モッコウバラ、花梨、ウバメガシ・・などなど。これから少しずつ切っていきます。日当たりがよくなるでしょう。

雨あがりの月 きれいですね そして寒いような・・・ すっかり、秋ですね。

伊集院静「苺の葉」(短篇集「受け月」より)。いい小説です。昔の恋愛を回想する話です。「ナイス・キャッチ」は野球人生の男の息子と妻とのエピソード。「菓子の家」は麻布の坊ちゃんが破滅していく、ほろびの歌。いずれもうまいですね。残りは以前読んでいたので、これでこの文庫本は終了。二階へ上がるわけです。
伊集院静「受け月」(文春文庫)。

ストレッチと読書の静かな一日でした。外出はしなかったけど、車は昨日から外に出しておいたので、雨で砂ぼこりが流れたことだと思います。

2010年9月24日。金曜日。晴れ。
おはようございます。長袖、半袖? どうせすぐにまた暑くなるのだろうから、半袖で通します。

そんな朝でした。さすがに車のエアコンは必要はありませんでした。
車といえば、屋外に出しておいたので、少しきれいになりました。そして、・・・大変なことにそろそろ10万キロ。タイミングベルトを変えなければなりません。もう少ししたら電話で発注しておきましょう。

さて、朝の生活については、起きる、朝食、入浴、ストレッチというのが、最近の傾向です。朝は体が硬く、動きが鈍いのでできるだけ早く腰を暖めて柔らかくしておくのが安全だと考えています。

ストレッチは朝、できれば昼、夜、寝る前とやりますが、マッケンジー体操のうちのうつぶせ腰反らせは10時以降にするように書いてありますから朝はやりません。

はじめのうちは痛かったのですが、最近は腰を反らせても何ともないから、マッケンジー体操というのはなかなかよく効くのではないかと思っております。ただ、はじめから、本に書いてあるとおりきっちりやる必要はなく徐々に深めていけばいいと思います。それから、筋肉をよくほぐしてからやるのがいいかとも思います。

整体の先生がしてくださることのうちのいくらかは自分でできますので、それをまねるような調子で毎日しているのがいいかと思っております。

内科医院に行って高血圧の薬をもらってくる。3400円。ガソリンスタンドへ行く。47.94Lで5848円。@122。

池波正太郎「梅安冬時雨 仕掛人・藤枝梅安」(講談社文庫)。
壮絶な最後の闘い。絶筆です。
2010年9月25日。土曜日。秋晴れ。
すっかり秋。そして朝は昨日以上に寒い。やはり風呂に入って身体を柔らかくしておいたほうが無難ということで入浴。そしていつものストレッチ。

因島へ。散髪。秋晴れの瀬戸内海はきれいでした。

帰って,桔梗さんのメール設定。

今日は夜,ニューキャッスルホテルで仕事。
2010年9月26日。日曜日。秋晴れ。
朝が寒い。朝ご飯を食べて、ほんの少し休んで、それから風呂へゆっくり入るとやっと体温が上がってきた。外の気温がも上がってきたので、昆虫のように動き出そう。

ラインスターの「わすれられた惑星」というのは、昆虫王国です。それも巨大な。ナウシカを思い出しますが、設定が少し異なります。タイトルの通り、事故で不時着したものの、忘れられてしまったある惑星での話。人類は生存するものの、世代の経過とともに、原始人にまで退行しております。そこからの成長物語です。個体発生は系統発生を繰り返すという有名なテーゼのようなものがありますが、ここでは、個体進化が系統進化をなぞるように進んでいきます。そういう形の冒険小説風になっているのが面白い。

「ローマ亡き後の地中海世界 下」は「第五章パワーゲームの世紀」です。スペイン・神聖ローマ帝国、フランス、トルコ・イスラムとイタリアノ海洋国家のまとまらぬ不安定。相手を完全には倒さず、仕事を残しておくのが傭兵の鉄則でパワーゲームの根幹だとしたら、2〇世紀後半21世紀のアメリカ合衆国も似たようなものでしょう。

ちょっと買い物に行くと、秋の日の紫外線は思った以上に強く、帰って横になるとすぐに爆睡。3時間ほど寝て起きて夕食。

そして読み続けて、下巻を終わりました。図書館から借りた本で人気のあるものは、次にいつ借りられるかわからないので、最後まで読むようになって、私にはよいことです。これを習慣にしたいものです。
ということで、65冊目は、
塩野七生「ローマ亡き後の地中海世界 下」(新潮社)です。
さて、次は十字軍。借りることができるか? 

2010年9月27日。月曜日。晴のち雨。
おはようございます。やはり少し寒い月曜日の朝。でも、よく晴れて気温は上昇中。昆虫のように動き出すことにしましょう。彼岸花が出てきました。あの暑さではぴったりと秋分の日にあわせることができなかったようです。

午後から降り出した雨は、珍しく根性のある雨になりました。乾ききった瀬戸内には先日の雨では不十分でしたので、今日明日大量に降ってほしいと思います。少し寒くなるでしょうが・・・。


マレイ・ラインスター著、矢野徹訳「わすれられた惑星」(岩崎書店・SF名作コレクション3)。
半ばの、起承転結の転に相当するところがおもしろい。主人公バールに引き連れられていった仲間たちは楽園に到着するとバールを尊敬しなくなる。その後、再び、アメリカタランチュラやカマキリと出会うと、ここへ連れてきたバールを恨むものすら出てくる。しかし、その後の展開は見事で、それまでの世界が雲海の底であったということが明らかにされ、雲の上での太陽光の下の環境が説明される。犬との出会いなど結末へ向けての悪くはない。

塩野七生・文、司修・絵「コンスタンティノープルの渡し守」(ポプラ社)。素敵なタイトルです。こんな話もあったかもしれないですね。そんなエキゾチックなトルコの話。

仕掛人シリーズから、シリーズ最初の作品「おんなごろし」。梅安登場です。
 2010年9月28日。火曜日。晴れ。
おはようございます。おだやかな気候になると身体も頭もぼ~っとした感じ。ある程度のストレスはあったほうがいいのかな。

雨上がりの空はきれいです。

今日は整体の日。だいたい、腰痛もほぼ全快したので、次回は1ヶ月後。

池波正太郎「殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安 一」(講談社文庫)を、残りの「殺しの四人」「秋風二人旅」「後は知らない」「梅安晦日蕎麦」を読んで終わる。


読書はどんどん進むのだが頭を最近使う回数が減ったようだ。腰痛のため気力が減退していたせいもある。しかし、読書だけでは、脳の老化が進む。数学や物理を勉強したり、外国語の勉強を復活させる必用があるように思う。
2010年9月29日。水曜日。晴れ後曇り。夜一時雨。
おはようございます。今日も朝からよいお天気。ややよすぎる感じ。もう9月も二日しかない・・・

今日も午前中中心。あまり机に着いているのも腰のためにはよくないが・・・。


午後から曇り、夜には雨が。それにしても夜が来るの早い。急に秋が深まった感じ。

大島正樹「動かしながら治す ギックリ腰 腰痛 寝違え 実技編」(出帆新社)。
実技編とはいうものの、実行するわけにはいかないが、この分野ようすを伺うことができた。

吉村昭「白い道」(岩波書店)。
ほとんどのことを、別のエッセーや短編小説で読んでいたので、最どうしたようなもの。何度読んでも楽しい。
2010年9月30日。木曜日。小雨。
おはようございます。ちょっと小雨。

いっこうに雨は止まず、気温も低く陰鬱な天気。秋といえば秋そのものではあるが・・・。

ミルトン・レッサー著、矢野徹訳「惑星オピカスに輝く聖火」(岩崎書店 SF名作コレクション17)。
人類が、多くの星に植民し、惑星オピカスでオリンピックが開かれたとき、人類とは異なる知的生命体がコンタクトしてきた・・・。おもしろい趣向の作品ではあるが、細部の描写がややわかりにくい。

池波正太郎「春雪仕掛針」。これも凝った構成。

結局、今日は一日中小雨でした。夜になるとますます寒くなりました。この前の連休の時、孫を喜ばすために出してきたガリレオ温度計が机の上にあり、ほとんど沈んでいた色とりどりの溶液の入った浮きが一つを残して浮き上がっております。

ついこの前まで暑い暑いと言っていたのに、今夜はストーブが欲しいような温度-23℃です。すぐ隣の押入の中にあり、灯油も去年の残りが少しばかりあるはずです。腰のためにも早めにストーブを入れるのがいいかも知れません。それよりも心配なのは灯油を買うときどうするか、ということです。いつもは18L買っているのですが、腰のためには重すぎるようです。少し恥ずかしいけれど10Lなら安全ですね。15Lでもいいかもしれませんね。無理は禁物です。

あ、もう今日で9月も終わりです。一日少ないだけで損をしたような気持ちです。

ベッドで寝ころんで本を読むのと、あとは腰痛体操ばかりしていたようです。おかげで思った以上に回復したと、自分では思っております。

ということで、今月も終了。今年残り三ヶ月。


 
今年56冊目。
山田風太郎「山田風太郎明治小説全集1 警視庁草紙」(筑摩書房)。
今年57冊目。
岡本綺堂「半七捕物帳(一)」(光文社時代小説文庫)。
今年58冊目。
塩野七生「ローマ亡き後の地中海世界 上」(新潮社)。
今年59冊目。
ロビン・マッケンジー著、銅治英雄、岩貞吉寛訳「自分で治せる! 腰痛改善マニュアル」(実業之日本社)。
今年60冊目。
レベッカ・ラップ著、鏡哲生訳「孤島のドラゴン」(評論社)。
今年61冊目。
横光利一作「日輪 春は馬車に乗って 他八篇」(岩波文庫)。
今年62冊目。
池波正太郎「梅安針供養 仕掛人・藤枝梅安」(講談社文庫)。
今年63冊目。
伊集院静「受け月」(文春文庫)。
今年64冊目。
池波正太郎「梅安冬時雨 仕掛人・藤枝梅安」(講談社文庫)。

今年65冊目。
塩野七生「ローマ亡き後の地中海世界 下」(新潮社)。
今年66冊目。
マレイ・ラインスター著、矢野徹訳「わすれられた惑星」(岩崎書店・SF名作コレクション3)。
今年67冊目。
塩野七生・文、司修・絵「コンスタンティノープルの渡し守」(ポプラ社)。
今年68冊目。
池波正太郎「殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安 一」(講談社文庫)
今年69冊目。
大島正樹「動かしながら治す ギックリ腰 腰痛 寝違え 実技編」(出帆新社)。

今年70冊目。
吉村昭「白い道」(岩波書店)。
今年71冊目。
ミルトン・レッサー著、矢野徹訳「惑星オピカスに輝く聖火」(岩崎書店・SF名作コレクション17)。